2020年9月14日(月)第50話 独孤の天下
曼陀(ばんた)は自分の若い頃にそっくりな宮女を楊堅(ようけん)に接近させ、彼と伽羅(から)との仲を裂こうとする。その計画はうまく運んだかに見えたが、宮女の正体が明らかになって事なきを得る。2年後、病床の曼陀は李淵(りえん)に「絶対に私を皇后にしてほしい」と言い遺していた。そして、唐の初代皇帝となった李淵はこの母の宿願を果たすことになる…。
2020年9月11日(金)第49話 天下統一
宇文贇(うぶんいん)の息子・宇文闡(うぶんせん)が譲位して楊堅(ようけん)が皇帝に即位すると、国号は隋に改められる。やがて、介国公に封じられた宇文闡が殺されると、その嫌疑がかかるのを恐れた楊堅は宇文(うぶん)家の者を皆殺しにして陳の仕業に見せかけることを黙認。結果、北周が陳を討伐してついに天下統一が実現したのだった。この出来事に伽羅(から)の胸中は複雑で…。
2020年9月10日(木)第48話 失望と希望
宇文贇(うぶんいん)をそそのかしたのが曼陀(ばんた)だとわかった楊堅(ようけん)は、李淵(りえん)を引き取ると彼女を山寺へ送る。そんな中、宇文贇は麗華(れいか)の他に4人の皇后を立てて彼女の気を引こうとするが、思い通りにならず彼女を殴る。これに激怒した伽羅(から)は単身皇宮に乗りこむと宇文贇に刃を向ける。そして、宇文贇を見限り楊堅の野望を叶えるべきだと決意して…。
2020年9月9日(水)第47話 新皇帝の裏切り
余命わずかの(うぶんよう)は楊堅(ようけん)を大丞相に任命。そして、伽羅(から)と最期の時間を過ごす。亡き(うぶんよう)の後を継いで皇帝となった宇文贇(うぶんいん)は、遺詔に背いて養母のアシナ皇后と実母の李娥姿(りがし)を皇太后にすると宣言。これに楊堅は立腹する。一方その頃、李淵(りえん)を連れて都にやってきた曼陀(ばんた)はすぐに宇文贇に取り入り、彼に悪知恵を授け…。
2020年9月8日(火)第46話 逃れられない宿命
北斉との戦いに勝利した楊堅(ようけん)が凱旋し、宇文贇(うぶんいん)と麗華(れいか)の婚儀が行われる。だが翌朝、侍女の朱満月(しゅまんげつ)が宇文贇の子供を身ごもっていることが判明。これに(うぶんよう)は激怒するが、麗華は落ち着いた態度を見せる。伽羅(から)は麗華が自分の出生の秘密を承知の上で皇后になるという自分の運命を受け入れていることを知って感銘を受けるが、それを盗み聞きした宇文贇は彼女に愛されていないとわかり…。