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番組審議会議事録

第342回 2025年5月22日

第342回番組審議会は、5月22日(木)にテレQ福岡本社で開催されました。

出席委員:富田淳委員長、谷口雅春副委員長、板垣孝幸委員、上野理枝委員、鐘ヶ江理恵委員、藤内響子委員、田村邦明委員の各氏

※社側は、浅見社長 以下6名

議事の概要

審議対象番組:TVQドキュメンタリー「チーム担任、はじめました。教員の働きがい改革」

放送日時:2025年3月20日(木)12時55分〜13時25分放送分

番組内容

「学年チーム制」に1年密着。1人の担任ではなく、複数の先生たちがチームで子どもを支える新たな仕組みは、教員・生徒・保護者にどう影響したのか?生徒の自主性を伸ばし、教員の「働き方改革」ではなく「働きがい改革」を掲げる中学校の挑戦を追った。

委員の意見

  • ・チーム担任のメリットやデメリットが伝わってくる内容だった。保護者が抱えている不安や懸念にどう対処しているのかをもっと掘り下げて伝えると、導入などを検討している他校の関心をより高めることができたかもしれない。
  • ・担任がいないのではなく、担任が5人になり、それによって子供たちをより深く見られる体制になったと説明したほうが良かったのではないか。奇をてらった内容ではなく、すごく素直な進行でよい番組だと思った。
  • ・名古屋大学の先生にコメントをもらったのであれば、今の改革に関して担任を集団で見ることに関する意見を入れた方が、なぜ専門家が出てきているのかという意図が視聴者にも分かりやすい気がした。
  • ・図で示すなどデータ的なものが出てきて非常に分かりやすかった。いろいろな人を取り上げたために一つずつが短くなって、もうちょっと聞きたいところはあったが、うなずけるところが非常に多かった。
  • ・今の教育現場のトレンドとは言わないかもしれないが、現状と問題点をしっかり紹介しているよい番組だった。誰かを主役として固定したほうが分かりやすかったのではないか。
  • ・この先、制度がさらに変化することや、先生たちの感覚や気持ちがどんどん変わっていく様子を見たいので、「チーム制のその後」といった続編をつくってほしい。
  • ・深刻な教員不足の背景と現場の教員が主体となる新たな取組の状況がよく伝わってためになった。様々な立場からの意見を公平に取り上げて、現実をありのままにすくい上げようとしたところは非常に高く評価できる。偏らない立ち位置に非常に好感が持てた。