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2021年6月26日
異国の郷土料理に有名人ゆかりの勝負めし…
福岡発のレトルト商品 スマッシュヒットのワケ今回は、カレーやパスタのソースなど、今や食生活に欠かすことのできないレトルト商品にまつわる「ぐっ!ジョブ」だ。世は各食品メーカーがしのぎを削る「レトルト戦国時代」、ここ福岡でも消費者の胃袋をつかもうと地元企業が斬新な商品を開発し、売り上げ的にも健闘していた。異国の郷土料理に、有名人ゆかりの勝負めし…アイデアあふれる福岡発レトルト商品の世界にようこそ!
福岡市東区の調味料メーカー「松原食品」が開発したのは、「シュクメルリ」という聞きなれない名前のレトルト食品。シュクメルリとは、東欧・ジョージアに伝わるニンニク風味のクリーミーな鶏肉郷土料理だ。松原食品の若き専務とジョージア大使館の臨時代理大使の旧知の縁もあり、お墨付きを得て商品化に成功。松原食品は調味料メーカーだけに、味を「再現」する技術は折り紙付き!去年8月に発売すると、販売個数は月ごとにドンドン増加!これまで約2万食を売る人気商品となったという。続いての注目商品は、西鉄グランドホテルが開発した「高菜ピラフ」だ。この商品を「勝負めし」と銘打って今年1月に売り出したところ、これまで約1万個を売るスマッシュヒット!実はこの「高菜ピラフ」、去年8月に福岡市で開かれた第61期王位戦で、藤井聡太二冠が王位のタイトルを奪取した時に食した「勝負めし」だった。話題性満点!ホテルの総料理長が腕を振るった抜群のクオリティー!2つの勝負手が功を奏し、現在も売れ続けている。
最後の福岡発レトルト商品は「田中カレー」。飯塚市のカフェ経営者・田中仁さんが開発した。キャッチフレーズは「田中による田中のためのカレー」!実は日本の名字で4番目に多いのが「田中」と言われていて、その数は全国約130万人!「全国の田中さんに食べてもらえれば」とダジャレ感覚で商品化の踏み切ったという田中仁さん!何とも「ゆる〜い」開発理由だが、商品の中身は超厳選!地元の食材をふんだんに使って地域貢献も狙う!田中仁さんの狙いは当たり、これまで1万個以上を売るヒットに!現在4種類目の「田中カレー」づくりに向けて精力的に動いている!
【取材企業】
■松原食品株式会社
[住] 福岡市東区箱崎2丁目47番8号
[電] 092-641-0266
[HP] http://www.matsubara-foods.co.jp/■西鉄グランドホテル
[住] 福岡市中央区大名2-6-60
[電] 092-771-7171(代表) / FAX.092-751-8224
[HP] https://www.nishitetsugrand-shop.jp/■宮ノ上げんき(商号:げんき)
[住] 福岡県飯塚市長尾1371
[電・FAX] 0948-72-0604
[HP] http://genkee.info/