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  • 2021年8月28日

    「どこにでもある」を「ここでしか買えない」に!!
    意外な専門店の凄ワザ

    今回は、「バナナひとすじ」「エビフライひとすじ」という“意外な専門店”のビジネスに注目。
    名前だけ聞くとごくありふれた商品。なのに強気の価格設定。なのにどちらも午前中で完売してしまう超人気商品なのだ!一体ほかと何が違うのか。カメラが目撃した「どこにでもある」を「ここでしか買えない」に変える驚きの技術とは?

    午後になると店先に決まって掲げられる「バナナ完売」の札。ここは熊本市中央区で3代続くバナナ熟成加工の専門店「松田青果」。自慢のバナナはパキッと折れるほどハリがありながら、口に入れるとねっとり濃厚な甘さと香りが口に広がる。1カット(5〜8本)で700円以上と強気の価格だが、1週間で2000カットほどを販売しているという。
    ヒミツは独自の熟成技術。店内にあるコンクリートの「室(むろ)」の中で、まだ青く渋いバナナを1週間ほどかけて熟成させている。エチレンガスを充満させ、室温20℃から13℃まで温度を下げながらゆっくり熟成させるのが基本だが、店主の松田邦彦さんは、1日もバナナから離れず、常にエアコンや湿度調整器をいじり、室内のバナナの位置をこまめに変えている。バナナの色やふくらみ具合を見ながら、均一に熟成するよう調整しているのだ。
    お客の9割がリピーターで、新型コロナの影響もほとんどなし。親子代々培った熟成技術が、コアなファンを掴んでいる。

    もうひとつの専門店は、佐賀県上峰町の「EBI(イービーアイ)研究所」。自宅で揚げるだけの半調理エビフライを売る店だ。主力商品「神えびフライ」(5尾1500円税込)は、1週間で350パック、年間約30万尾を販売(2020年)する大ヒット商品!新型コロナの感染対策で最近設置した自動販売機は午前中で売り切れることもしばしば。通販でも関東や名古屋からも注文が殺到し、なんと2カ月待ちの状態が続いているという。 魅力は何といっても食感だ。養殖業者や産地別に様々なエビを取り寄せては試食を繰り返し、フライに最適な素材を厳選。衣にはエビフライには珍しい乾燥パン粉を独自配合し、他にはないサクサクプリプリ感を生み出している。
    PR手法もそつがない。海産物特産品のない上峰町へ売り込み、ふるさと納税の返礼品の登録に成功。全国的にも知名度があがりリピーターが増えた。5年後には海外発送できる体制も整える予定だという。専門店の快進撃は止まらない。

    【取材企業】

    ■松田青果
    [住] 熊本市中央区細工町3-38
    [電] 096-354-5255
    [休] 日曜、ときどき祝日

    ■EBI(イービーアイ)研究所
    [住] 佐賀県三養基郡上峰町坊所3028-1
    [電] 0952-48-0343
    [HP] https://eguchitanoshika.com/

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