ぐっ!ジョブ!

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  • 2021年9月18日

    「脱ガソリン車」の最前線!
    福岡の最新EV(電気自動車)事情

    今回のぐっ!ジョブは、EV(電気自動車)の話。欧米や中国に比べ、日本ではなかなか普及が進まないEV。充電は?使い勝手は?維持費は?などなど疑問は尽きない。そこで番組では、自動車販売店や、福岡市のユーザー、さらにバスやトラックなど商用の高性能EVの開発に成功した北九州市のベンチャー企業を取材!最新EV事情をお届けする。

    国産EVの代表格といえば、世界で累計50万台以上販売した日産自動車の「リーフ」。その最新モデルを中島浩二が体験する。フル充電時の航続最長距離は420km、150円分の充電でも70km(ガソリン車の70km/ℓ相当)という驚きのスペックだ。気になる充電ポートも、大型商業施設や道の駅など、福岡県内だけでも300カ所以上に広がっているという。
    7年で2台のEVを乗り継いでいるという福岡市の女性は、車を“電源”としても利用していた。電気料金の安い深夜帯に車に充電し、電気料金が高い日中は、車から放電される分で家庭用の電力をまかなう。災害で停電したときの助けにもなるという。

    とはいえ、充電時間の長さや旅先での充電ポートの確保など、一般乗用車のEVシフトには、いまだ課題も多い。そんな中、まずは「商用」EVから普及を始めようというベンチャー企業も現れた。北九州市若松区の「EVモーターズジャパン」は、製鉄関連企業で30年以上、バッテリーなどの研究をしてきた佐藤裕之社長が退職後、2019年に創業した会社で、今年バスやトラック、配達用3輪バイクのオリジナルEVの開発に成功した。
    今年3月にショールームをオープンすると、大手バス会社や運輸会社、地方自治体から問い合わせが殺到。2023年を目標に北九州市に量産工場を建設し、年産1万5000台を目指している。同社の強みは、バッテリー効率を高める独自の制御装置と、炭素繊維を使って剛性と軽量化を両立したボディの製造技術にある。これによって充電1回で航続距離は最大230kmと日本製商用車の倍以上、車両価格は従来のディーゼル車と比べて5分の3程度(約3000万円)に抑えている。また、配達用3輪バイクは、家庭用コンセントを使用可能と使い勝手も良い。
    「ガソリンが値上がりし企業が利益を上げるのに苦労している時代、コストの安い商用EVで応援したい」と佐藤社長は語る。

    【取材企業】

    ■日産プリンス福岡販売 空港店
    [住] 福岡市博多区豊1-10-33
    [電] 092-441-8311
    [HP] https://np-fukuoka.nissan-dealer.jp/

    ■EVモーターズ・ジャパン
    [住] 本社/ショールーム:福岡県北九州市若松区白山1-18-7
    [電] 093-752-2477
    [HP] http://www.evm-j.com/

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