ぐっ!ジョブ!

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  • 2022年5月14日

    依頼殺到!!“思い出の服”も“街路樹”も長持ちさせる達人ワザ

    今回のぐっ!ジョブは、洋服に空いた穴を元通りに修復する「かけつぎ師」、そして衰えた樹木を再生する「樹木医」のシゴトに迫る。同業者が手を焼く難しい案件も、長年の経験と確かな技術で解決に導く。経済的なだけでなく、人の思い出や環境も大切に保全することが彼らの重要な目標だ。サステナビリティが叫ばれるいま、依頼が殺到する2人の達人を追った。

    セーターのほつれ、ジャケットについたタバコの焦げ跡などを、何事も無かったように修復する職人がいる。博多リバレインモールに店を構える「かけつぎ師」・松本好孝さんだ。「かけつぎ」とは、穴の開いた服の、見えない部分の生地や糸を使って、手作業のみで穴を修復する高度な技術。松尾さんの頭の中には100種類以上の織り方がインプットされており、コーデュロイやレース、ナイロンのダウンジャケットなど、どんな素材の服でも修復が可能。年間に寄せられる依頼はなんと1万2000件!その中には、一般客のみならず同業他社からのものもあるという。「どこに針を入れるか、一針の違いで仕上がりが変わる。お客に穴が開いていたことを忘れてもらうのが私の仕事」と語る松本さん。服に込められた思い出も大切に紡ぐ達人技は圧巻だ。

    もう一人の達人は、北九州市若松区の「樹木医」・三宮洋さん。樹木医とは傷んだり衰えたりした樹木の診断と樹勢回復を担う専門家だ。ヒートアイランド対策や景観美化のため、簡単に植え替えできない街路樹をどう維持するかが課題で、「樹木医」の活躍の場が広がっている。中でも三宮さんは、数少ない「ロープクライミング」技術を持つ樹木医。作業車が入れない狭所の高い木にロープをかけて登り、痛んだ箇所を診察する。木槌で幹を念入りに叩き、その音で空洞や腐り具合をつぶさに診断。病状に合わせ、薬剤の注入、土壌改良、強制微生物菌の散布など、適切な治療法を選択する。病気の原因を探るために、その土地や樹木の歴史を調べることから始めることもあり、治療の効果は数年先になることも。時空を超えて木と対話する、三宮さんの仕事に密着する。

    【取材企業】

    ■江見屋かけつぎ専門店 福岡店
    [住] 福岡県福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレインモール B2F
    [電] 092-292-1838
    [HP] http://www.emiya.ne.jp/

    ■三宮造園土木
    [住] 福岡県北九州市若松区畠田3丁目4-12
    [電] 093-701-0422
    [HP] https://sannomiya-zouen.co.jp/

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