ぐっ!ジョブ!

過去の放送

    • イメージ写真
    • イメージ写真
    • イメージ写真
    • イメージ写真
    • イメージ写真
  • 2023年1月28日

    アイデア加工品からブランド魚養殖、観光支援まで “煮干しカンパニー”が目指す新時代の漁業

    今回のぐっ!ジョブは、長崎のある水産会社が成功させた“しっかり稼いできっちり休む”新しい漁業のお話。一見地味目な商材・煮干しをフル活用して、ユニークな加工品を開発したり、良質なサバを養殖したりと売り上げは右肩上がり!従業員に年間100日の休みを確保する一方で、休漁期の漁船を使ったレジャー事業・ギョセンピング(!)に乗り出すなど、「休みも少なく儲からない」という漁業のイメージを劇的に覆しつつある。その驚きの現場にカメラが密着した。

    煮干しの原料・カタクチイワシを取り扱う長崎県の老舗水産会社「天洋丸」。2018年の自社加工場建設をきっかけに事業拡大を進め、右肩上がりの成長を続けている。水揚げから乾燥に至る工程をスピード化し、傷みやすいカタクチイワシのロスを削減。上質な煮干しで、大手通販企業などとの直接取引を増やすことに成功した。
    いっぽうで、インドネシアの技能実習生から学んだ香辛料「サンバル」に煮干しを加えた「ニボサンバル」、ガーリックの利いた煮干しのお菓子など、意外性のある商品を開発して評判も上々。全国の百貨店、食品セレクトショップに販路を広げている。
    数年前からは、規格外の煮干しを使ったサバの養殖事業に着手。栄養豊富な煮干しを与えて800gまで丸々と育て、「NIBOSABA(ニボサバ)」と名付けてブランド化。さらに、2021年には後継難にあえぐ2つの巻き網漁船団を船員ごと買収し継承。魚群の探索能力を向上させ、より効率的かつ大規模な漁を行えるようになった。すると1回当たりの漁の売り上げも向上。従業員に年間100日の休みをしっかり確保しつつ、年商4億円超えを実現した。
    現在、一部漁船を改装し、休漁期にレジャー施設として利用してもらう「ギョセンピング」事業も計画中で、地域観光への貢献も目指している。

    【取材企業】

    ■株式会社 天洋丸
    [住] 〒854-0703 長崎県雲仙市南串山町丙10386
    [電] 0957-76-3008
    [HP] https://www.tenyo-maru.com/

    ■アンドローカルズ大濠公園
    [住] 〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-9
    [電] 092-401-0275
    [HP] https://andlocals.jp/

  • 最新回を無料配信中!
    • 番組公式 FACEBOOK
    • 番組公式 TWITTER