未来の主役 地球の子どもたち 2025スペシャル つながる 未来を切り拓く小さな挑戦者たち

2025年のテーマは「つながる 未来を切り拓く小さな挑戦者たち」です。
新型コロナの流行以降、急速に広がったテレワークやオンライン授業などは、 私たちの生活の利便性を向上させた一方、リアルな「つながり」が減り、孤独を感じる場面もあります。
「つながり」の形が変化する中で、番組で出会った子どもたちは、彼らが今必要とする「つながり」を追い求め、 そこから何かを生み出そうと奮闘する姿を見せてくれました。

靴磨きの少年 つながりを求めて被災地へ

靴磨き職人になるのが夢の大久保海輝さん(12歳)は、これまで靴を磨くことで人々とのつながりを広げてきました。海輝さんの次なる目標は、去年の地震で大きな被害を受けた能登の人々に、靴磨きを通してメッセージを届けること。被災地を訪れ、いまだに震災の爪痕が色濃く残る現状にショックを受けながらも、自分にできる方法で能登の人々を励まそうと、懸命に靴を磨き続けました。その行動の裏には、海輝さんが大切にしている言葉がありました。

大久保海輝さん

対照的なライバル!リング上でつながる思い

レスリングでオリンピックに出場する夢を、怪我で断念した山岡聖怜さん(18歳)。失意のどん底から彼女を救ったのは女子プロレスでした。一方、女子プロレスに憧れつつも、中学・高校は吹奏楽部に打ち込んできた暁千華さん(19歳)。対照的な2人は、それぞれの思いを胸に女子プロレス選手としてデビュー。年齢もデビューしたタイミングも近く、いつしかお互いをライバルとして意識するようになっていた2人は、ついにリング上で向き合います。厳しい世界に飛び込んだ少女たちの新たな夢とは?

山岡聖怜さん・暁千華さん

漁業と消費者をつなぐフィッシュガール

水産業のさかんな愛媛県宇和島市の高校生・山下羅衣さん(18歳)は、全国に向けて魚の情報発信をする女子高生集団「フィッシュガール」に所属。日本国内にとどまらず海外にまで活動の場を広げて、マグロの解体ショーを披露しながら、魚の魅力を届けています。高校卒業を間近に控える中、マグロ養殖の現場を訪れて生産者の熱い思いを受け取った羅衣さんは、生産者の思いと消費者をつなぐため高校生活ラストの解体ショーに臨みます。そして、魚と向き合い続けた彼女の次なる一歩とは?

山下羅衣さん

あの子どもたちは今・・・

過去の「未来の主役」に出演し、夢を実現した子どもたちもいました!
そして、新たな夢に向かって努力を続ける子どもたちの今を紹介します!

  • 片柳歩美さん

    6年前にプロボクサーを目指して練習に励んでいた片柳歩美さん。家族のサポートも受け、大学3年生の時にプロテストに合格!プロとしてスタートを切った歩美さんに、新たな夢への意気込みを語ってもらいました。

  • 汰佳さん

    4年前に取材したときは、仏像作りに熱中していた汰佳さん。久しぶりに再会すると、長い髪をバッサリと切りお坊さんになっていました。大学で仏教を専門的に学びつつ、今でも仏像を作り続けています。

  • 林健太さん

    視覚障がいがありながら、持ち前のチャレンジ精神で「ブラインドサッカー」に夢中だった林健太さん。6年ぶりに訪ねてみると、今ではブラインドサッカー日本代表の強化指定選手に!当時の夢だった「世界一」に向かって力強く前進していました。