CAST

  • ハソン

    幼い時に両親を亡くし、乳飲み子の妹ダルレと共に道化一座を率いるガプスに引き取られて育つ。唯一の肉親、ダルレを大切にしている妹思いの兄。全国各地を放浪し、王様や両班など当時の支配階級に扮して風刺劇を演じる道化であるハソンは物真似の天才で、行く先々で笑いを巻き起こす。王様とうり二つの姿形とその物真似の才能により都承旨イ・ギュに見いだされ、王の代わり役を引き受けることになる。

    ヨ・ジング

    1997年8月13日生まれ。8歳の時、映画『サッド・ムービー』(05)でデビュー。「イルジメ〜一枝梅〜」(08)、「食客」(08)などでSBS演技大賞子役賞を受賞するなど天才子役と呼ばれて人気を博した。その他代表作は、「オレンジ・マーマレード」(15)、「テバク〜運命の瞬間(とき)〜」(16)など。人気急上昇中の若手演技派俳優。

  • イ・ホン

    この世に生まれ落ちると同時に母親を亡くし、父親が寵愛していた側室を殺したという理由で父親からは疎んじられ、親の愛を知らずに育つ。都承旨イ・ギュの勧めでユ・ホジュンの娘ソウンを正室に迎え、一時は心に平穏を取り戻す。父親の崩御で王位に就くが、人間不信に陥り、異母弟である敬仁大君の命をも奪ってしまう。その後も悪夢におびえる日々を過ごし、心身ともに病む。

    ヨ・ジング

    一人二役

  • ユ・ソウン

    朝廷の官吏ユ・ホジュンの娘で、民を大切に思う善良な国母。父と懇意にしていた都承旨イ・ギュの勧めでイ・ホンの正室になる。薬におぼれて心を病み、聖君の道から外れていくイ・ホンとは距離を置いていたが、ある日突然、人が変わったように優しくなったイ・ホンに、東宮時代の温かいイ・ホンの姿を見つけ、再び心を寄せるようになる。

    イ・セヨン

    1992年12月20日生まれ。子役から活躍し、「宮廷女官チャングムの誓い」ではクミョンの幼少時代を演じた。CMや広告モデルとしても活動し、「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」(16)に出演、2016年KBS演技大賞にてベストカップル賞を受賞し話題となる。その他代表作は「最高の一発〜時空(とき)を超えて〜」(17)など、圧倒的可愛らしさで人気を博している。

  • イ・ギュ

    王命の伝達や王への報告を行う都承旨(今で言う首席補佐官)。良家の子息として生まれ、優秀な頭の持ち主。もともとは情に厚く慈悲深い性格だったが、師匠と仰ぐキル・サムボンが獄中で死んだことにより、冷徹で計算高い性格となる。身分の分け隔てなく、全ての民が幸せに暮らせる世の中を作ることを夢みていて、国を守るためにはどんな犠牲もいとわない。イ・ホンそっくりのハソンを見つけ、ハソンを王の代わり役に仕立てることを思いつく。

    キム・サンギョン

    1972年6月1日生まれ。98年デビュー。02年『気まぐれな唇』で脚光を浴び、翌年『殺人の追憶』でブレイク。「大王世宗[テワンセジョン]」(08)『悪魔は誰だ』(13)などに出演。真面目なイメージから一変、本作ではコミカルな演技を披露し、KBS演技大賞優秀演技賞を受賞。その他「家族なのにどうして〜ボクらの恋日記〜」(14)など話題作に出演。

  • ウンシム

    都承旨イ・ギュが頻繁に出入りする妓楼の妓女。美しい伽耶琴の名手で、イ・ギュのよき理解者。その昔、妓女の修練を終えた頃、イ・ギュに水揚げを頼むが断られてしまう。それ以来、互いに好意を持ちつつも口には出さない微妙な関係を続けている。シン・イギョムの事件が起こったことに責任を感じ、イ・ギュに内緒でダルレの面倒を見ることをハソンに約束する。

    チョン・ヘヨン

    1993年にSBSの公募採用タレントとしてデビュー。1996年「幸せの始まり」でSBS演技大賞で新人賞を受賞。清楚なイメージを一新するコミカルな演技により評価され、2001年「恋人たち」ではMBC演芸大賞シットコム部門新人賞を受賞。以降、「火の鳥」(04)、「弁護士〜あなたに捧げる罪」(05)、「九家の書〜千年に一度の恋〜」(10)などドラマに出演する傍ら、貧しい子供たちを救う慈善活動も行う。

  • チョ内官

    王様のお側付きの宦官。都承旨に命じられてハソンの監視役兼世話役となる。物静かな性格で出世にも無欲だったが、明るいハソンの影響を受け、次第に饒舌となる。ハソンのことを自分の息子のようにかわいがり、ハソンのこととなると、その年齢に似つかわしくない機敏な動きを見せる。漢字を教える時だけはスパルタだが、それ以外では常に優しくハソンの強い味方になる。

    チャン・グァン

    1952年1月5日生まれ。1978年に声優としてKBSに採用される。声優としてアニメーションに出演多数。俳優としてのキャリアも多彩で「トガニ 幼き瞳の告発」(11)や本作の原案となった映画版「光海〜王になった男〜」にも出演。ドラマも「第四共和国」(95)、「三金時代」などの社会派ドラマや「火の女神 ジョンイ」(13)、「花おじいさん捜査隊」(14)「華政」(15)などの人気ドラマで脇を固めている。

  • シン・チス

    貧しい家の出だが、自身の野望と目的達成のためには手段を選ばない強引なやり方で朝廷の有力者となる。自らがのし上がるためにイ・ホンを王座に就け、功臣として左議政に上り詰めたうえ、姪の宣化堂を王の側室として後宮に入れる。さらには目障りな存在である正室ソウンの父親ユ・ホジュンに謀反の罪を着せることで、ソウンを廃妃にし、宣化堂を正室にしようとたくらむ。

    クォン・ヘヒョ

    1965年11月6日生まれ。1990年に舞台「泗川の優しい女」 でデビュー。名脇役として数々のドラマや映画に出演。2002年に出演した「冬のソナタ」により日本でも知名度を上げ、「私の名前はキム・サムスン」(05)、「エアーシティー」(07)、「カインとアベル」(09)などの人気ドラマに出演し、個性的な演技を見せた。本作ではこれまでのイメージを一新し、悪役を演じきり話題を集める。