ぐっ!ジョブ!

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  • 2022年6月4日

    希少な国産パプリカに化粧品開発 温泉の意外なビジネス活用法

    今回のぐっ!ジョブは、温泉の意外なビジネス活用法に注目する。大分県九重町に、無尽蔵の「温泉熱」を利用した巨大なパプリカ栽培工場が誕生。希少な国産パプリカを求める飲食業界から「安心安全」「エコイメージ」で好評を得ている。さらに、温泉に生息する微生物を発見し、その特性を生かした美容・健康アイテムを売り出す企業も。地域の資源をフル活用しヒット商品を目指す、アツアツな挑戦に迫る。

    国内で流通するパプリカのほとんどは輸入品。寒暖差の大きい日本では、温室栽培が必要で、莫大な燃料コストがかかるからだ。しかし、大分県九重町の「タカヒコアグロビジネス」は、広さ3万2000uの巨大なハウスで年間約500トンのパプリカを無理なく生産することに成功している。同社は地元の温泉に着目。ハウス内に張り巡らせたパイプに温泉で温めた水を流し、化石燃料を使わない室温管理を実現したのだ。コストを心配せず温室内で完熟までじっくり育てることができるため、輸入物と比べ「実が大きく肉厚でジューシー」だと品質評価も高い。国産で安心安全な点、またエコ栽培のイメージも付加価値となり飲食業界も大注目。モスバーガーやリンガーハットなど、名だたるチェーンでこの「温泉パプリカ」が採用されている。

    一方、温泉の成分を活用し、新商品を開発しているのが大分県別府市の「サラヴィオ温泉微生物研究所」だ。同社は別府温泉に生息する「藻」の新種を発見し、「RG92」と名付けて培養することに成功。大学との共同研究で突き止めた「抗酸化作用」や「抗炎症作用」を生かしたスキン&ヘアケア商品、化粧品などを次々に開発している。ほかにも、閉鎖した保養施設跡に、大分の産品を地獄蒸しで楽しめる温泉施設をオープンするなど、地元の宝「温泉」を生かした多角的なビジネスを展開している。

    【取材企業】

    ■タカヒコアグロビジネス
    [住] 大分県玖珠郡九重町大字野上3905番地1
    [電] 0973-77-7000
    [HP] https://takahiko-agro-business.jimdofree.com/

    ■SARABiO温泉微生物研究所
    [住] 大分県別府市大字鶴見1356-6(小倉5-3)
    [電] 0977-75-8575
    [HP] https://www.saravio.jp/

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