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  • 2022年7月2日

    「お客様は神様じゃない」!?“唐揚げ戦国時代”を勝ち抜く型破り経営

    福岡・大分・熊本で35店舗を展開する唐揚げチェーンの先駆け「大分からあげ」に注目。大小各店がしのぎを削る“唐揚げ戦国時代”に、「欠品OK」「従業員が神様」などセオリーの逆を行く経営方針で躍進を続けている。その裏には、徹底的にムダを無くす周到なデータ戦略があった!

    コロナ下でも好調な唐揚げ市場。この1年、唐揚げ専門店は全国で1200店以上増えたともいわれている。時はまさしく“唐揚げ戦国時代”。こうした中、大分・福岡・熊本3県に35店舗を展開し、存在感を見せつけているのが「大分からあげ」だ。輸入鶏肉が定石の業界で、高コストの国産鶏肉、国産米油使用を打ち出し、根強いファンを獲得している。一方で、その“高くつくこだわり”を、徹底したロス削減で補っているのが好調の秘密だという。過去の販売データから緻密な需要予測を立て、作り過ぎを徹底セーブ。想定外の来店があれば「品切れ」も珍しくない。一般的には機会損失だが、川邉哲也社長は「欠品OK」とどこ吹く風。むしろ、ロスの少なさをアピールするため全店で「フードロス率」を掲示する。「食べ物を大切にする企業だ」とお客の好感度アップにつなげているのだ。

    こうした需要予測は社内環境にも良い影響が。工場で働くパート従業員たちにシフト表は無く、働きたい日と時間帯をカレンダーに書き込めば100%希望が叶うという。人手が集まる日とそうでない日のばらつきは生じるが、需要予測に基づき2週間スパンで生産量を調整し予定をクリア。労働環境の良さからスタッフの定着率はほぼ100%で、求人広告費用も抑えられている。川邉社長の「もったいない」精神が、驚くべき好循環を生んでいたのだ。

    【取材企業】

    ■株式会社 大分からあげ
    [住] 大分県大分市下郡北1丁目127番
    [電] 097-569-7318
    [HP] https://oita-karaage.com/

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