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  • 2022年7月23日

    パン、スイーツ、究極の麺まで… 国産米粉の可能性をひらけ!

    今回は、輸入小麦の高騰でにわかに注目されつつある国産米粉の話。普及はまだまだこれからという状況だが、国際的な政情不安で小麦供給がひっ迫するのではとの懸念もあり、様々な食の分野でニーズが高まる予感。そんな中、独自技術とアイデアで、より使いやすい新たな米粉商品を生み出す企業が登場。国内はもちろん、世界へと売って出ようとしていた!

    米粉のパイオニア的企業「熊本製粉」は、2006年にいち早くパンやケーキ用米粉の商品化に成功した。その最大の特徴は、「米粉100%でもふっくら焼きあがる」こと。パンをふっくらさせるのは小麦に含まれる「グルテン」の働きによるもの。それまで米粉で焼くパンは、ボソボソ、パサパサ…が相場だったが、同社は「技術センター」を設けて徹底研究!特殊な粉砕技術を発案し、既存のものよりはるかに細かく均一で、でんぷん質をしっかり保った米粉を作ることに成功した。パン以外にも、てんぷら粉、お好み焼き粉など14種類の米粉100%商品を開発し、「グルテンフリー」を売りに、国内外に販路を広げている。

    一方、福岡県遠賀町のイタリア料理人・金田淳二氏は、地元の自治体と共に100%米粉で作る「べいめん」を開発。独特のもっちりした食感と、炊き立てのご飯のような味わいの麺で、和洋中どんな料理にでも合うのが特徴だ。材料は地元遠賀川流域の農家と契約した専用米。コメ価格の下落に苦しむ農家の支援も兼ねているのだ。この「べいめん」を広めるため、金田氏は専門の料理店をオープン。ふるさと納税の返礼品としても注目されている。さらに、栄養価の高い発芽玄米を使った乾麺バージョンも開発。長期保存できる利点を生かし、海外への販路拡大も目指している。

    【取材企業】

    ■熊本製粉
    [住] 熊本市西区花園1丁目25-1
    [電] (096)355-1221(代表)
    [HP] https://www.bears-k.co.jp/


    ■薪焚き石窯パン ミルキー(八代店)
    [住] 熊本県八代市永碇街1355
    [電] 0965-62-8905
    [HP] http://milky.info/


    ■糀 こめのはな
    [住] 福岡県遠賀郡遠賀町上別府八久保1401番
    [電] 093-293-9678
    [HP] https://comenohana.jp/

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