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2022年8月13日
民間会社&地元の知恵がワクワクを生み出す! 新たな「街の公園」のカタチ
全国の「公園」の姿が変わり始めている。敷地内に民間の商業施設が次々にオープン、ここ福岡でも飲食店やレジャー施設、中には宿泊施設をも備えた公園が登場した。“ビジネスチャンスの追求”を超えた、民間資本による新たなにぎわいとまちづくりの最新局面に迫る!
民間企業が公園内に商業施設を建て、その収益で園を維持・管理していく仕組みは「Park-PFI(パークピーエフアイ)」と呼ばれる。福岡市の「海の中道海浜公園」もこの制度を活用し、今年3月にリニューアルを果たした。広場には、国内最大規模のアスレチックタワーや宿泊・飲食施設、スパも登場した。運営主体はホテルや建設など民間企業からなる共同事業体。公園を“観光の目的地”と捉え、滞在しながら自然を楽しむ「パークツーリズム」が基本コンセプトだという。今後はマリンスポーツ対応も充実させ、フェス会場としても活用する予定。集客目標は従来の2.4倍となる年間12万人を掲げている。
いっぽう久留米市では、公園を地域の新たな“交流の場”へと変える取り組みが進行中。拠点となるのは、今年7月に同公園内にオープンしたカフェ「KURUMERU(くるめる)」だ。地元の食材を生かした料理を楽しめ、巨大な窓を開放すれば公園と一体化したイベントスペースが出現!今後は朝ヨガや、地元飲食店によるキッチンカーイベント、星空観察会などを開く予定だ。地元に住む人たちがアイデアを出し合い、ワークショップなどさまざまなイベントを開催できる場へと変化しようとしていた。
【取材企業】
■INN THE PARK - Fukuoka(イン・ザ・パーク福岡)
[住] 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-26
[電] 092-692-7100 (電話受付時間:10:00〜17:00)
[HP] https://www.innthepark.jp/fukuoka/
■高橋株式会社
[住] 福岡県久留米市諏訪野町2378
[HP] https://tkgroup.co.jp/