ぐっ!ジョブ!

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  • 2022年8月27日

    安さのカギは“九州産”木材! マイホーム&家具の革命児たち

    今回のぐっ!ジョブは、世界的な木材の不足と高騰、いわゆる“ウッドショック”に独特のアイデアで対抗する2つの企業に迫る。輸入木材が値上がりする中、地元九州の木を活用して驚きの低価格を実現する住宅メーカーと、新たなインテリア建材の普及を図る製材所。ニッポンの林業再興にも期待をつなぐ“地産地消”の工夫と発想とは?

    鹿児島県霧島市の住宅メーカー「メック・インダストリー」は、100uの平屋で約1200万円と、一般的な格安住宅より2割程度安い住宅の販売を始めた。安さの理由は、材料調達から加工・販売までを自社一貫で行い、中間コストを大幅にカットしたこと。住宅はユニットごとに分け、自社工場内で内装まで作り込むことで工期も大幅に短縮した。もうひとつのポイントが建材で、工場に近い南九州から大径のスギを調達。これまでは、加工に手間がかかるため避けられがちな素材だったが、独自技術で強度の高い特殊合板に加工し材料費の圧縮に成功した。
    同社は、年間100棟の住宅販売を目指す一方で、オフィスビルやマンションの天井材の生産も開始。年間5万5000uの原木を消費することで、南九州の森林資源の循環、林業の活性化も目指している。

    一方、“家具のまち”福岡県大川市では、国産木材「センダン」を使った家具が注目されている。センダンはもともと九州に自生する木で、成長速度はスギやヒノキの3倍。輸入木材に比べ価格も2割安く、木目の美しさと強度を併せ持つ優れものだが、樹形が複雑で加工しにくくこれまで使われてこなかった。ところが、地元の製材所「ウエキ産業」の植木正明会長は、不要な芽を取り除く「芽かき」の方法次第でまっすぐに育つことに着目。5年前から九州各地で植樹を始め、自社でオリジナルの家具を作るなどの普及活動を始めた。大川家具工業会もこの動きに共鳴し、これまでに合計1万本を植樹。20年後には大川家具の5割をセンダンでまかなう計画だという。

    【取材企業】

    ■メック インダストリー
    [住] 鹿児島県姶良郡湧水町木場3102
    [電] 0995-55-1586
    [HP] https://www.mec-industry.com/


    ■ウエキ産業
    [住] 福岡県大川市大字九網357-1
    [電] 0944-88-3388
    [HP] https://uekisangyo.com/


    ■関家具
    [住] 福岡県大川市幡保201-1
    [電] 0944-88-0108(本店)
    [HP] https://www.sekikagu.co.jp/

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