今回のぐっ！ジョブは、「安さ」をテーマにディスカウントストア「ルミエール」、そして“小麦冶”、“博多ラーメンはかたや”などの飲食店を展開する「昭和食品工業」に注目。あらゆる業界が値上げの波に飲まれる中、“福岡最強クラスの安さ”を守りぬく両者。お客に「1円でも安く」商品を提供するための徹底した企業努力に迫る。

福岡県内で23店舗を展開するディスカウントストア「ルミエール」は、生鮮品から加工食品、医薬品、カー用品まで幅広い品を取りそろえ、驚きの低価格で販売する。肉や魚は一般的なスーパーの約3割安。野菜は半額も珍しくない。惣菜コーナーの弁当は199円という驚きの価格。それを支えるのが、卸を極力介さず市場や生産者から直接買い付ける独自の仕入れルートと、販売目標、利益目標を一切立てないというユニークな経営方針だ。これによって社員は売り上げノルマに追われることがなく、「1円でも安く売る」という唯一の目標に集中できるという。仕入れでは安いものを粘り強く探し、売り場では各人が効率的に立ち回り最小限の人数で店舗を運営する。全社一丸の努力でコストを下げ、集客に成功している。

一方、「昭和食品工業」が運営する「釜揚げうどん小麦冶」、「博多ラーメンはかたや」は、かけうどん1杯240円、ラーメン1杯290円と、県内の飲食チェーンでも屈指の低価格を誇る。澄川誠社長が貫くのは「学生が小銭を握りしめて食べに来られる」店だ。うどん用、ラーメン用の国産小麦はまとめて仕入れ自社工場で一括製造。さらに、店でも少人数で素早く提供できる独自のシステムを採用するなど、さまざまな工夫でコストを削減。利益を確保しつつ驚きの低価格を実現していた！

【取材企業】

■三角商事
[住] 福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-27九勧博多駅前ビル4F
[HP] http://lumiere-ds.com/

■昭和食品工業
[住] 福岡県福岡市東区箱崎4-9-38
[電] 092-632-3050
[HP] https://www.showafoods.jp/