STORY

  • 2021年11月26日(金) 第35話

    魯瑋(ろ・い)を有罪とする判決は誤りだった。彼の釈放と、判決のやり直しを求める周新(しゅう・しん)。だが、梁思遠(りょう・しえん)は、今となっては判決の撤回は不可能だと、話を聞くどころか面会すら拒む始末。そんな八方塞がりの状況に落胆する周新(しゅう・しん)を、更に追い詰める出来事が。伝国璽の捜索と称し、魯瑋の屋敷に役人たちが乗り込んでいたのだ。己の判決が招いた事態を嘆いた周新は…。

  • 2021年11月25日(木) 第34話

    梁思遠(りょう・しえん)は、今すぐ魯瑋(ろ・い)に対する判決文を書くよう周新(しゅう・しん)に命じた。処分の理由は伝国璽の隠匿。しかし、伝国璽の空箱が軍営にあったというだけで謀反の意があると決めつけるのはあまりに性急である。再考をという訴えも却下され、せめて魯瑋を審問して供述を取ろうとする周新だったが、梁思遠はすぐにでも魯瑋を都へ護送すると譲らないのだった。同じ頃、思琪(しき)が意識を取り戻し…。

  • 2021年11月24日(水) 第33話

    洪天寿(こう・てんじゅ)からの差し入れに仕込まれていたらしい毒によって、蒋昭(しょう・しょう)は命を落とした。誰の面会も許さないよう命じられていたにもかかわらず、情にほだされて洪天寿を獄へ招き入れてしまった配下の過ちに、怒り心頭の周新(しゅう・しん)。梁思遠(りょう・しえん)はそんな彼に対し、裘(きゅう)家の襲撃について糸を引いていた魯?(ろ・い)による口封じではないかという推測を口にし…。

  • 2021年11月22日(月) 第32話

    埋められていた死体は顔が潰されていたものの、体型や服装から見て、消えた裘(きゅう)家の娘・素雲(そうん)の可能性が高いという。罪のない人間を無残に殺したのは誰か。一連の事件の現場が、いずれも魯瑋(ろ・い)の軍営に近い――魯瑋と副将の蒋昭(しょう・しょう)の関与を疑い、彼らを操る真の首謀者がいると睨む周新(しゅう・しん)。そこで彼は、まず蒋昭を捕らえて魯瑋の反応を見ることに…。

  • 2021年11月19日(金) 第31話

    数日前に倭寇の襲撃を受けたばかりの裘(きゅう)家――今度は、その縁者が標的になった。一家20人近くが殺される凄惨な状況の中、ただ1人生き残ったのは使用人の阿魚(あぎょ)だった。彼を訪ね、“見たことを話してくれ”と周新(しゅう・しん)が請うと、阿魚は自分がどれだけ恐ろしい目に遭ったかを話し始めるのだった。一方その頃、魯瑋(ろ・い)と周新の相性の悪さを心配した梁思遠(りょう・しえん)は…。

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