STORY

  • 2021年11月4日(木) 第20話

    周新(しゅう・しん)は、皆が揃った食卓の場で、思琪(しき)と小扣子(しょうこうし)には都にいる妻の世話を任せたいと断言した。傅玉堂(ふ・ぎょくどう)の事件に関わった者が次々と死んでいく今、2人に累が及ぶのを恐れたのだ。もちろん、この命令に納得できるはずもない。思琪は、自分を杭州から追い払おうとする周新の目をまっすぐに見つめて言った。“今生の思琪は命ある限り、周様の護衛。誰にも邪魔はさせない”と…。

  • 2021年11月2日(火) 第19話

    指で“4”を示したまま死んだ顧杉(こ・さん)。夫人曰く、顧杉は夜中に寝ぼけて妙な行動を取ることがあり、起こして聞くと「4人で義兄弟の契りを結び、助け合うと誓った」と言ったらしい。“4”が4人の義兄弟を意味するのであれば、死ぬ間際に示した意図は何か。謎は深まるばかりである。一方、夫の譚耳(たん・じ)の取引相手からもらった龍涎香を返却するため、雲娘(うんじょう)は従弟の余人傑(よ・じんけつ)と共に贈り主の家を訪れたが…。

  • 2021年11月1日(月) 第18話

    食事代の支払いを求めて、聚仙酒楼の店主が顧(こ)家へ乗り込んだ。顧杉(こ・さん)から、勘定は、ある富豪が持つと聞いていた尤達(ゆう・たつ)は、店主をなだめつつ“富豪”とは誰なのかを尋ねるも、確たる答えは得られない。怒り心頭の店主は、顧夫人が支払いを拒否するなら訴えると息巻いてその場を後にするのだった。そんな彼を呼び止めた周新(しゅう・しん)は、宴会で提供された料理を知るため、勘定書きの提示を求めるのだが…。

  • 2021年10月29日(金) 第17話

    周新(しゅう・しん)の身を案じ、傅玉堂(ふ・ぎょくどう)の事件から手を引くように願う傅夫人だったが、彼の意志は変わらなかった。傅夫人は、それならばせめて力になりたいと、玉堂が杭州に来る前に受け取ったとされる例の書状を周新に手渡すのだった。一方その頃、顧杉(こ・さん)は、譚耳(たん・じ)ら複数の友人を招いて宴を開いていた。俺のおごりだと上機嫌の顧杉だったが、しばらくすると突然、喉元を押さえて苦しみ出し…。

  • 2021年10月28日(木) 第16話

    現場に残された唐(とう)家の匕首が証拠となり、唐瑛(とう・えい)は梨二(り・じ)を殺害した罪で引っ立てられた。その夜、周新(しゅう・しん)のもとに、唐瑛の釈放を願う唐夫人がやってくる。しかし、唐瑛には梨二殺害の他に、郷試での不正の嫌疑までかかっいる。釈放がかなわないと見るや、唐夫人は袖口から周新の岳父・梁思遠(りょう・しえん)の文を取り出して、“唐家の顔は潰せてもお義父上の顔は潰せますまい”と言い放ち…。

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