STORY

  • 2021年9月29日(水)第77話 それぞれの道

    黙延啜が崩御し、移地建の汗位継承が無事に終わると、回紇の皇后だった李婼は唐への帰国を許される。だが李婼は、嫌な思い出が多い長安には二度と帰りたくないと言い張り、沈珍珠や哲米依と共に敦煌へ行くことに。一方、陳周が李俶を殺し損ねたと知った張皇后は、李俶が金城郡に入る前に必ず殺すよう何霊依に命じる。また昏睡中だった李亨を無理やり目覚めさせ、李俶は亡くなったので新たな皇太子に李係を冊立してほしいと申し入れる。

  • 2021年9月28日(火)第76話 義兄弟の死

    回紇で再会を果たした李俶と沈珍珠。だが珍珠への怒りが収まらない李俶は、そっけない態度を取り続けた。2人の様子を見かねた黙延啜は、珍珠が離縁を切り出した本当の理由を、李俶に明かす。李俶と珍珠の復縁は、黙延啜の最期の願いだった。翌日、可汗の座を狙う葉護と、正統な後継者である移地建が対峙する。戦いが始まろうとした時、姿を現したのは黙延啜だった。彼は葉護の裏切りを暴くと、各族長に回紇への忠誠を誓わせる。

  • 2021年9月27日(月)第75話 回こつ(回鶻)へ

    李俶の元に、黙延啜が崩御したという知らせが届く。回紇では次期可汗の座を巡り、内乱が起きていた。そんな中、李婼が消息を絶つ。妹の身を案じた李俶は、回紇へ向かうことにした。だが、しばらくして李俶まで行方知れずになる。困り果てた朝廷が頼ったのは、沈珍珠だった。回紇に着いた珍珠は、とある屋敷に招待される。そこへ現れたのは、死んだはずの黙延啜だった。彼は葉護の裏切りの証拠をつかむため、死を装っていたのだ。

  • 2021年9月24日(金)第74話 燕の最期

    兵を率いて鄴へやって来た史思明は、入城する前に安慶緒への贈り物を披露したが、それは縄に手を縛られた珍珠であった。城から出て服従せねば珍珠の縄を焼き切ると脅された安慶緒は、珍珠を救うため要求に従った結果、戦いの中で命を落としてしまう。近くに潜伏して様子をうかがっていた李俶は、珍珠を救出して風生衣と共に戦地から離れるよう命じる。だがその道中で珍珠は、すでに李俶とは赤の他人であると告げ、去っていってしまう。

  • 2021年9月22日(水)第73話 悲しい再会

    唐と史思明という2つの強敵と対峙することになった安慶緒は、沈珍珠が余生を共にすると約束してくれたため、唐への投降を決意する。それにあたり鄴へ呼ばれた李俶は、安慶緒の妻となった珍珠と再会し、安慶緒に求められるまま、悲痛な思いで二人の結婚を祝福する。燕軍と唐軍が力を合わせて史思明を討てば激戦となるため、安慶緒は珍珠に呉興へ行くよう命じる。一方、鄴で李俶と安慶緒が接触したことは史思明の間者に知られていた。

   <<   1   |   2   |   3   |   4   |   5   |   6   |   7   |   8   |   9   |   10   |   11   |   12   |   13   |   14   |   15   |   16   |   17   >>