STORY

  • 2021年8月23日(月)第52話 戦乱の傷跡

    沈珍珠は、ようやく李俶の元に戻ることができた。王府に戻った珍珠は、正気を失った崔彩屏を見て、同情する。また、かつては天真爛漫だった李婼も、すっかり様変わりしていた。李亨は李俶と李係のどちらを天下兵馬大元帥に任じるか悩んでいた。折しも長安に向かう途中の大散関を、屠安という将軍が占拠する。李亨は大散関を先に攻略した者を、天下兵馬大元帥に任じると宣言した。それを聞いた李俶は、風生衣と2人で敵陣に乗り込むが…。

  • 2021年8月20日(金)第51話 再び現れた刺客

    李倓は太原城の包囲を解くため戦っていた最中、顔に大きな傷を負う。だが傷のおかげで慕容林致との距離が縮まり、李倓は大喜びする。張皇后は李俶に対抗するため、李係を天下兵馬大元帥に据えようと画策していた。だが李泌は無能な李係に重責は担えないと判断し、謹慎中の李俶の復職を願う。同じ頃、浄慧寺にいた沈珍珠は何者かに命を狙われる。幸い事なきを得たものの、珍珠は両親の敵が別にいるのではと考え始めた。

  • 2021年8月19日(木)第50話 重なる試練

    李俶と沈珍珠は凰翔までの道すがら訪れた村で、村人の食糧を奪う賊と戦う女将軍に出会う。そしてその将軍は、賊との戦いの際に助太刀をしてくれた李俶に心を奪われてしまう。一方、珍珠が無事に戻ってきたことを快く思わない張皇后は、珍珠が長安に取り残されていた時に安慶緒に嫁いだということを粛宗の耳に入れる。すると粛宗は激怒して珍珠の元を訪れ、生きて戻ったのは唐の恥だとして寺へ行き尼僧になるよう命じるのであった。

  • 2021年8月18日(水)第49話 因果応報

    安禄山は段皇后の子 安慶恩を皇太子に冊封するよう内密に話を進めていた。これを知った安慶緒は、燕の建国に貢献した自分をないがしろにする父親に愛想を尽かし、父親の殺害を決意する。一方、李俶と葛勒可汗たちも安禄山を始末し、沈珍珠を救出するつもりでいた。ある晩、珍珠が李猪児に呼ばれて安禄山の寝宮へ行くと、安慶緒が大勢の兵と共に乗り込んでくる。珍珠は躊躇なく父親を刺し殺すかつての幼なじみに驚愕するのだった。

  • 2021年8月17日(火)第48話 粗暴な皇帝

    李俶と葛勒可汗は楽師に扮して洛陽の皇宮に潜入する。皇帝となった安禄山は、以前にも増して粗暴になっていた。そんな安禄山に周囲は反感を強める。内侍の李猪児も、その1人だった。李猪児の思いに気づいた李俶は、彼を仲間に引き入れようと画策する。同時に李俶は、ある楽府の一節を文にしたため沈珍珠に送る。それを見た珍珠は、李俶がそばまで来ていることを知り、涙するのだった。そして珍珠の誕生日、ついに再会がかなう。

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