【混乱続く福岡県議会】政治倫理条例や百条委員会設置の採決目指す 失った信頼の回復は?

2026/10/07 (水) 17:00

信頼回復に向けた議論を深めるはずだった9月議会。

福岡県議会 林泰輔議員
「少し挑発して、燃やす形でないと発信力が足りませんでした。そういう意味ではあれはわざとやりました」

蔵内前議長の元秘書、林県議による匿名アカウントでの攻撃的な投稿が発覚したほか

自民党県議団 樋口明議員
「議長就任前に、複数の会合などに関し、慣例に従い費用負担を求められた事実があります」

議長経験者の樋口県議が過去にゴルフ代などの支払いを県議団の幹部から要求され、「600万円以上を支払った」と新たに証言。一方、当時の幹部らは一貫して「事実無根」と主張しています。

信頼回復への道筋が見えない中、来週16日の議会最終日までに信頼回復の「肝」となる2つの議案が採決される見込みです。その一つ目が。

蔵内勇夫前議長
「政治倫理条例を、例えば議会で仕上げる、あるいはスタートする。それは一つの(議長職辞職の)判断の時期だと思っています」

「しかるべき時に議長職を辞する」としていた蔵内前議長が「辞職の判断基準」としていたのが議員が守るべきルールを定める政治倫理条例でした。作成された素案では、議長などのポストを巡る金品授受を禁止。また、インターネット上での他人の名誉毀損も禁止します。違反が疑われる場合には弁護士などで構成する審査会を設置し調査できます。この素案について県議会は先月意見を公募する「パブリックコメント」を実施。280件が集まりました。意見のうち最多だったのが、有権者が疑惑のある議員の審査を求める際の手続きについてです。現状、審査を求めるには議員定数の3分の1以上の賛成などが必要ですが要件緩和を求める意見のほか議員を介さず、直接県民が審査を請求できるようにしてほしいとの声もあったといいます。

政策条例検討会議座長 江口善明県議
「一番多い審査請求の要件についてはですね、県民の皆様方のご意見をしっかりと受け止めて、このご意見に添えるように審査請求についてはまとめていきたいと思ってます」

条例案を検討する会議の座長を務める江口県議はパブリックコメントを受け審査請求について、要件緩和を含め検討すると6日明らかにしました。

信頼回復に向けたもうひとつの「肝」が、金銭授受疑惑などについて調べる百条委員会の設置を求める議案です。百条委員会は、第三者委員会よりも強い調査の権限を持ち、正当な理由なく証拠の提出や証言を拒否したり、うその証言をしたりした場合には罰則が設けられています。県議会の少数会派の議員らは、「百条委員会」の設置を求める議案を今議会中にも提出しようと議論を加速させています。

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