脱線事故からの復旧目指す 北九州市で鉄道総合復旧訓練

2025/11/13 (木) 16:30

踏切で列車と車が衝突したことを想定し、乗客の救助や復旧の手順などを確認する訓練が行われました。

この訓練はJR九州が、北九州市にある小倉総合車両センターで毎年行っているもので、警察や消防のほか、福岡県内の鉄道会社の関係者など約300人が参加しました。訓練は、踏切内で立往生した車に列車が衝突し脱線、乗客と車の運転手がけがをした想定で行われました。運転士は事故内容をJRの司令室に報告したあと車の火災を消火。その後、消防が到着しはしごを使って列車内の乗客を避難させました。さらに消防は特殊な工具を使って扉を外し、運転席に閉じ込められた負傷者を救助しました。このあと、クレーン車を使い車や脱線した列車をつり上げて線路に戻す手順を確認しました。JRによりますと、踏切内で列車と車や人と衝突する事故が、2025に入ってこれまでに7件起きていて、警報が鳴ったら絶対踏切に入らないよう求めています。

JR九州 貞苅路也取締役
「異常事態はないに越したことはないが、やはり現実は発生しうるので社員の対応力を高めるためには継続的にこういう訓練が大事と思うので今後もやっていく」

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|テレQ ニュースPLUS
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Xはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト
  • テレビ東京|Newsモーニングサテライト
  • テレビ東京|昼サテ
  • テレビ東京|ゆうがたサテライト