合馬七草 北九州市で新年に向け出荷 物価高騰の影響も

2025/12/25 (木) 16:30

新年に備えて慌ただしい現場からです。北九州市の合馬といえばタケノコが有名ですが、実は縁起物食材の産地でもあります。今年は物価高の影響も受けているようです。

レーンを流れるパックに、次々に乗せられる野菜たち。

記者
「こちらでは早くも春の七草の出荷作業に追われています」

「合馬七草」というブランド名で出荷している、こちらの七草。無病息災を願って1月7日に食べる七草がゆは、正月のごちそうで疲れた胃腸を癒やすといわれています。この作業場では30人体制で4万3000パックを出荷しますが、七草を生産するのはなんとたった一軒の農家。30年前は6軒ありましたが、他の農家は高齢化で辞めたそうです。さらに今年は物価高も追い打ちをかけました。

JA北九 東部営農経済センター 今瀬然助さん
「こうした段ボールなど梱包材や農機具の整備費が高騰している影響で、納品価格を(2024年より)1パック20円上げさせてもらいました」

やむをえず値上げに。生産や出荷に苦戦する中、今年は消費者にうれしい影響も。

作業員
「全体的にものが大きいので、ふたが閉まらないですね」

10月下旬に植え付けをした七草は天候に恵まれ、今年は特に大ぶりです。出荷作業は12月30日まで続き、北九州市内のスーパーのほか東京などで販売されます。

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