【戦後80年】終戦の年に生まれた遺族が児童たちに語る

2025/12/17 (水) 16:30

今年は戦後80年の節目の年です。子どもたちに戦争の悲惨さを伝えようと古賀市の小学校で講演会が開かれました。

古賀市遺族会会長 青柳徹さん(80)
「戦争ほど愚かで人を不幸にするものはないと痛切に思う。人権侵害の最たるもので決して許されるものではない」

古賀市の小学校で開かれた講演会。5年生の児童80人の他、6年生はオンラインで戦争の悲惨さについて話を聞きました。

戦争について語ったのは古賀市在住の青柳徹さん。青柳さんは80年前の終戦の年に生まれました。自身は戦争を体験していないものの、父親や叔父の話、また戦争体験者などが書き残した本を参考に次の世代に語り継ぐ活動を続けています。

米多比の戦記より
『体力や気力の消耗と戦いながら父や兄弟が私の帰りを待っている、それを信じて頑張った』

古賀市遺族会会長 青柳徹さん
「物を食べられないのがどんなに苦しいことか」

戦地に赴き、食糧不足など苦しい環境下に置かれた話などを聞き、児童たちは感じたことを真剣な表情でメモしていました。

5年生の児童
「前よりも戦争の恐ろしさを知ることができました」
「家族とかに伝えたりして忘れないようにしていかないといけないです」
「小さなけんかでも後々原因になり、戦争になるかもしれないからできるだけけんかを少なくしていきたいです」

青柳さん
「自分の考えで判断して行動できる子どもたちであってほしいです」

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