「物価の優等生」の卵が過去最高値に 北九州市の飲食店では

2025/12/18 (木) 16:30

かつて「物価の優等生」と言われた卵も、ここ数年値上がりしていて、最新の調査で史上最高値を記録しました。飲食店への影響は。

農林水産省によりますと、先週の卵1パック10個入りの平均小売価格は308円。調査が始まった2003年以降で最も高くなりました。農水省は、2024年の秋から2025年初めにかけて発生が相次いだ鳥インフルエンザで、卵の供給量が減っている中、クリスマスケーキやおでんなど、冬の需要が増えたことが要因としています。北九州市小倉北区にあるオムライスが名物の洋食店です。

エッグ&チーズ カフェ シンク 有田信弥オーナー
「卵が上がるイコール原価が上がるっていうことなので、オムライスを出すお店としては原価が上がるので利益がもちろん減る」

卵だけでなく、ソース用の生クリーム、さらにはスイーツで使うバターやチョコレートなどほとんどが値上がりしています。店では2025年の春に大半のメニューを10円程度値上げしました。しかしそれ以上に卵が値上がりしたため、オーナーが市内の複数の量販店を回って、少しでも安い卵を探したりするなど、苦労が続いています。

有田信弥さん
「値上げなしではやれない部分もありますが、かといって値上げだけで努力しないわけにもいかないので。L玉で税込みで300円切ってくれるとありがたいですね」

業界団体によりますと卵の生産量は今後回復する見込みで、価格も次第に落ち着くとみられています。

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