福岡県議会"金銭授受疑惑”に新証言 自民党の現職県議「600万円以上支払った」

2026/10/02 (金) 16:30

福岡県議会 吉松源昭県議
「人の弱みにつけこんだカツアゲ、みかじめ料的な要求」

議長経験がある吉松源昭県議が証言した福岡県議会の議長・副議長ポストを巡る金銭授受疑惑。発覚から3カ月。2日会見を開いたのは自民党県議団に所属し、2017年から1年間議長を務めた樋口明県議です。

自民党県議団 樋口明県議
「議長就任前に、複数の会合などに関し、慣例に従い費用負担を求められた事実があります」

議長就任前に当時の自民党県議団の幹部から、金銭を要求されたと証言しました。

「慣例に従い、ゴルフ会などの費用を負担しました。慣例であったからといって、その行為は正しいものではありませんでした。今後2度とこのような“あしき慣例”が繰り返されることがないよう自らが責任を持って行動し、県民の信頼回復に全力で取り組みます」

樋口県議は議長就任1年前の2016年4月から2017年4月にかけ、県議団幹部の食事代や車代、他会派も交えたゴルフ会の費用などとして合わせて「600万円以上を支払った」と証言しました。自身が参加していないゴルフ会の費用を要求されたこともあり、その際は、議会棟内の個室で当時の幹部に現金を手渡したと話しました。金銭を要求してきた人物は吉松県議などから金銭を受け取ったと名指しされている当時の県議団幹部のうち現職議員の1人だと話しました。この話に基づくと、金銭を要求したのは松本県議、原口県議、松尾県議のいずれかということになります。

第三者委員会による調査が進む中、「相手への影響が大きい」として現時点で実名は明かしませんでしたが調査には「実名を含め誠実に答える」としています。樋口県議は、金銭の受け渡しについて議長就任そのものが目的ではないとしましたが。

「私の政治生活において、責任あるポジションに就きたいと考えていたのは間違いありません。もし私が(金銭要求に)応じなければ、恐らく議長就任、その後の議連会長や県連幹事長就任は危ぶまれたという風に考えます」

また、公表が遅れた件については。

「大変遅くなりました。大変申し訳ないです。私はこの問題が浮上してきた時にいち早く県民に真相について説明責任を果たすべきと考えていました。タイミングとしては議会の調査が終わってからと思っていたが、議会の調査がなかなか始まらず、今現在においても、(調査が)いつ終わるか分かっていない。これ以上先延ばするわけにはいけません」

実名での金銭授受疑惑の告発は、吉松県議、副議長経験者の江藤県議に続き3人目です。3人の証言者が口をそろえるのが食事会、ゴルフ代の金銭負担。一方、蔵内前議長らは「割り勘だった」と主張しています。

「私が関わってきたものについては割り勘は1度もありません。基本的に割り勘の文化はないと私は認識しています。私が経験した事実があるので、私のことは私が正しいとはっきり申し上げます」

当時の自民党県議団の幹部らが取材に応じました。

松本国寛県議
「(車代は)もらったことはないです。第三者委員会の調査が始まったら、調査に対して誠実に協力していきたいです」
原口剣生県議
「マスターズの会・蔵内会には参加しています。中尾前副議長が集金に来たので、私は中尾氏にちゃんと払った。樋口明県議に、お金を出してくれと言ったことは一切ありません」

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