佐賀バルーンフェスタ 選手からの貴重映像も!去年の中止から1年、無事開幕

2025/10/30 (木) 16:30

記者
「すごい火力で大きな気球を膨らませています。佐賀の大空に、たくさんのバルーンが飛び立っていきます」

10月30日、佐賀市で開幕した「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。アジア最大級の熱気球の大会で世界20の国と地域からパイロットたちが参加。期間中、会場では合わせて124機のバルーンが佐賀の空に舞います。

東京から来た人「去年は雨で中止になった。圧巻でしたね。一度は見てみたかった」
地元の子ども「楽しかった!でかかった!」
地元の人「佐賀がにぎわういいイベントだと思います」

ところでこのバルーン、飛び立った後は何をしているのかご存じでしょうか?

熊本から来た人
「(Q.競技バルーン何しているか知っている)分からない。着地がきれいな人が且つ?」

この競技、大会側がその日に設定した目的地に風に乗ってどれだけ近づけるかを競っているのです。目的地にマーカーという砂袋を投げ落とし、その正確性で順位が決まります。2014年、この競技でアジア人初の世界王者に輝いた藤田雄大選手。

藤田選手
「穏やかで非常に気球日和なのでいいフライトができると思います。競技も見てもらえるとうれしいですが、まずは気球を見て感動してもらえるとうれしいです」

一斉フライトの合図と共に佐賀の空へと飛び立った藤田さん。特別にバルーンからの景色を撮影してくれました。観客席に近づくと大きく手を振りファンを喜ばせます。そして、目的地にマーカーを投げる瞬間も映されていました。この競技は、10月30日から5日間かけて午前7時と午後3時に行われます(最終日は午前のみ)。

記者
「会場には地元企業などが多く出店していて、ここでしか買えない限定グッズを買うことができます」

出店者のひとつ飛鳥工房。職人が手作業で作り上げた木工の製品を販売しています。

飛鳥工房 広松美紀さん
「うれしいです。去年(の中止)があっての今年は本当にうれしいですね」

この日のために半年前から準備を進めてきた広松さん。この1年はこれまでに経験のない苦労の日々でした。

イベントの3日前、飛鳥工房を訪ねるとスタッフ総出で出店の準備に追われていました。制作物の仕上げや袋詰めの作業を続けます。新作に思いを込める中…。

広松さん
「これが去年販売する予定だったものです。2024年の年号入りのグッズ。これも合わせて今年販売します」

去年、悪天候によりほとんどの日程でイベントが中止。

広松さん
「今まで中止とかはなかった。(去年の分を)在庫としてたくさん抱えているんですけど」

開催年の入った商品がほしい!という声は多く、売り上げにも大きく影響します。また前の年の売り上げを翌年の出店費に充てているため、広松さんと同じように多くの出店者が去年の中止の影響を今も受けています。そんな仲間たちと今年初めて取り組んだのが…

広松さん
「クラウドファンディングをやろうということになり、目標金額を200万円に設定しています」

苦難を乗り越え、無事迎えた10月30日。

広松さん
「(Q.クラウドファンディングの結果は)おかげさまで、ギリギリで達成できました。出店料や今後の維持費とかに活用させてもらいます」

見事、目標金額の200万円を達成!集まった資金は今後の運営費に充てるということです。

広松さん
「全国から、また世界から(佐賀に)来てもらえるイベントなので、1人でも多くの人に佐賀の魅力が伝わればうれしいです」

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