「遠慮なく警察へ」サイバー攻撃 警察と企業が共同で対処訓練

2025/10/22 (水) 16:30

今、世界で猛威をふるうサイバー攻撃。中でも悪質なのが代金要求型の「ランサムウエア」です。

福岡県警察本部ではサイバー攻撃の対処訓練が実施され、警察の捜査員のほか金融、医療分野などで働く企業の担当者が参加しました。

木戸優雅アナウンサー
「不審なメールが届いたという想定で今、訓練が始まりました。これから2時間半かけ3つのグループに分けて対応を確認します」

訓練では営業部の社員に不審なメールが届いた後、すぐさま全社員のパソコンを調べ業務に支障が出てないか確認。ただ結果的に、顧客の個人情報が大量に漏えいしていたことが発覚しました。

サイバー攻撃で思い返されるのが、9月下旬に発生したアサヒグループホールディングスのシステム障害。「ランサムウエア」による攻撃を受け、一時、アサヒビールの全6工場で製造を中止するなど大きな被害が出ました。

被害が出た後に重要なのが警察への速やかな通報です。

福岡県警察本部 サイバー攻撃対策隊 馬場謙治隊長
「標的型メールなどさまざまな方法でランサムウエアは入ってくるので何か異変があった時に遠慮なく警察に相談してもらって一緒に対応していければと考えています」

警察庁によりますと、2025年上半期のランサムウエアによる被害報告件数は、全国で116件と過去最多になっていて、企業の対策の強化は待ったなしです。

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