人手不足に最新技術を!モノづくりフェア

2025/10/15 (水) 16:30

福岡に大集結した最新技術のロボットをご紹介します。福岡市のマリンメッセで10月15日から始まった「モノづくりフェア」。今年で41回目を迎え、過去最多となる668の企業や団体が出展しています。

人手不足の時代を乗り切るロボットの活用や生産性向上が大きなテーマです。こちらは山梨に本社を置くファナック。アーム型のロボットを製造していて、世界に100万台以上のロボットを出荷しています。

ファナック アーク溶接技術部 中田和成部長
「こちら弊社の一押しのロボットです」

万博にも出展したというこちらのロボット。3色の錠剤、合わせて30錠を広げると。すさまじい速さで仕分けしていきます。

「内蔵のカラーカメラが付いていて、錠剤の色を見分けながら高速でハンドリングして瓶に詰めることができます。製薬会社を中心に(販売を)考えています」

続いては3Dプリンター。何を作っているのか分かりますか?

記者
「見てください、細かいガラスの靴が3Dプリンターで出来上がりました。では、いただきます。ん〜、甘い!これ実は素材がキャンディーなんです」

キャンディーやチョコレートを溶かし、パティシエさながらの細かい形を作ることができます。

武蔵エンジニアリング セールスプロモーション課 平野貴之さん
Q.何が得意な会社
「液体材料を精密に扱う機械を製造しています」

先ほどの3Dプリンターは製造現場以外でも活用できるといいます。

「高齢者の人で普通の食品を噛むのが難しい人に、ペースト状の材料を造形し直すことにより、食の楽しさを思い出してもらいたいです」

3つめは人の作業をサポートする技術です。見学に来た学生が持っているのは、2リットルの水が入ったペットボトル11本。当然持ち上がりませんが、このアームを付けると?簡単に持ち上がります。

学生
「めちゃくちゃ軽いです」

アイコク アルファ RH事業部 安達健一さん
「この親指に圧力センサーが内蔵されています。重量物を握って圧力センサーをプッシュすることで、軽々と重量物を持つことができます」

力を使う作業を高齢者や女性でもできるようになり、人手不足を解消したい考えです。

イベントを主催する日刊工業新聞社 甲斐義憲さん
「生産現場では人手不足が深刻になっています。省人化の技術やAIを活用した生産効率化、ぜひそういったソリューションを見てほしいです」

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