ツール・ド・九州開幕 筑後と八女でレース 見どころは

2025/10/10 (金) 16:30

九州各地を舞台に行われる自転車ロードレースの国際大会、マイナビ ツール・ド・九州2025が10月10日に開幕しました。3回目の開催となる2025年、初日の10日は、長崎県佐世保市が舞台です。佐世保港の周辺約1.5キロのコースを30周して順位を競いました。

観客
Q.ロードレースを見るのは
「初めてです。風を切る音がかっこいいです」
Q.どこから来ましたか
「福岡です。感動しました」
「このスピードを間近で見られるというのはなかなかないことです」

そして11日は、福岡でのレース。県南の筑後市と八女市が舞台です。11日のスタート地点は県営筑後広域公園。公園内を選手が駆け抜けます。コースが市をまたぐため、大会側が観客用のバスも用意します。

福岡県国際スポーツ大会推進室 池田真里奈さん
「ここスタート地点とフィニッシュ地点を結ぶシャトルバスも順次運行しているので、活用してほしいです」

公園を出て、選手らは筑後市から八女市へと向かいます。そして、八女市黒木町の周回コースを6周し、ゴール地点を目指します。中でも選手のスピードを最も肌で感じられるのが、津江神社の近くです。津江神社の前を通過する際の順位が個人賞に反映されるため、選手は時速80キロほどにスピードを上げるそうです。

「津江神社前をいかに速く走るかを選手たちは争うので、津江神社前に来るまでにどれだけ体力を温存するか、作戦を立てています」

また、津江神社の境内にある大クスは樹齢850年のクスノキで、幹の周りは12メートル、高さは40メートルの巨大な神木です。神社では11日から3日間は大会限定の御朱印を用意しているということで、熱いレースを見た後に静かな境内で違った空気も楽しめるというわけです。福岡のコース、参加者はどのように見ているのでしょうか。地元チームのVC福岡は。

VC福岡 佐藤信哉代表
「レースが動くのは山あい、黒木町の周回コースに入ってからです。非常に厳しい上りがあり、大きな集団がだんだん淘汰(とうた)されます」

VC福岡の成績は去年4位。2025年に狙うのは。

「表彰台を目指したいです」

県外からも多くの人が訪れるツール・ド・九州。地元の店では期待の声が聞かれます。フィニッシュ地点の旧国鉄矢部線黒木駅跡。その前にある「駅前まんじゅう」では。

駅前まんじゅう 馬渡富士子店主
「客が多いのがうれしいです。初めてのツール・ド・九州で、期待しているのは3倍〜4倍の客です」

創業65年の老舗和菓子店で、じゃがいもまんじゅうが人気ですが、大会に合わせて旬の黒木産の栗を丸ごと使った栗まんじゅうを用意します。
   
「どういった大会になるか期待しながら、スタッフみんなTシャツを着て応援したい」

お祭りのようなにぎわいとなるツール・ド・九州。福岡でも熱いレースとご当地グルメも楽しめる、熱気あふれるイベントとなりそうです。

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