9月なのに雷被害相次ぐ 「家電の故障は去年の2倍」福岡市の店では

2025/09/30 (火) 16:30

激しい稲光に地響きがするほどの落雷。今年は9月になっても真夏のような夕立が度々起こり、福岡県内でも各地で多くの雷が発生しました。

この雷による影響で、相談が相次ぐ店があります。

カノデンキ 松岡義展さん
「今年は異常で9月に入って12件(相談が)あって、去年が6件くらいだったので2倍の依頼件数です」

この店では家電が故障したという相談が、この時期としては異例のペースで寄せられています。原因は雷です。雷が住宅やその周辺に落ちると、電線などをつたって電化製品を故障させてしまいます。特に被害が多かったのが…

「テレビのアンテナです。直接落雷してテレビ・分配機・ブースターなど機器の取り換えになっているケースもありました」

ほかにも近くに落雷したであろう電流が飛び移って、エアコンが故障したケースもあります。そんな雷の威力が一目で分かるのが、この実験。コンクリートのブロックに雷が落ちると…粉々になってしまいました。雷の威力は、約1億ボルト。家のコンセントの電気は100ボルトなので、雷の威力はその100万倍です。では雷の被害を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。

「安心の雷ガードって書いていますけど、あらかじめこういった電源タップに変えていただくと対策になると思います」

こうした「雷サージ」対応の電源タップを取り付けることで、雷の過剰な電圧を吸収して家電の被害を減らすことができます。ほかにもパソコンは大きな電流が入ると特に壊れやすいため、雷注意報が発表されている時はコンセントを抜いておくと良いと言います。家電の故障だけでなく、人の命を奪う恐れもある「雷」。今年はもうしばらく注意が必要です。

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