北九州市の給食 デマ拡散で1000件超え苦情

2025/09/24 (水) 16:30

学校給食の献立を宗教上の理由で変更したとの誤った情報がSNS上で広まり、北九州市に抗議が殺到していることが分かりました。

北九州市教育委員会 太田清治教育長
「教育委員会はムスリムの子どもたちに特化をした給食の提供の決定をしたという事実はございません」

北九州市によりますと、市内の小学校に通うイスラム教徒の児童に対し、「宗教上の理由で食べられない豚肉などを除いた給食を提供したのではないか」との情報がSNS上で拡散し1000件を超える抗議が殺到したということです。

SNSの投稿
「アレルギー持ちの子は弁当持参しているのに、ムスリムには給食側が合わせにいくのはおかしい」

北九州市は、このような事実はないとした上で、食物アレルギーのある子どもに対応するため今年2月、アレルギーに配慮した給食を提供した際、使用しない原材料に「豚肉」があったため誤った情報が伝わったのではないかとしています。

北九州市議の一人は市の情報公開のあり方についても課題があると話します。

北九州 井上純子市議
「アレルギーを持つ子ども(の家庭)からすると、みんなが苦労する中で、情報公開として示さないまま改変されていく仕組みは見直すべきと思う」

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