陶芸の大規模展示会としては国内の草分け 西日本陶磁器フェスタ開幕

2025/09/19 (金) 16:30

北九州市小倉北区の西日本総合展示場で、9月19日に始まった「西日本陶磁器フェスタ」。1979年に始まり、2025年で47回目の開催です。陶芸をテーマとした大規模展示会としては国内の草分け的な存在で、会期中に5万人の来場を見込みます。会場には、全国各地から245の窯元や作家が自慢の焼き物などを出品しています。こちらは、島根県の石州亀山焼。このイベントには22年ぶりに出展しました。

石州亀山焼 佐々木弘吉さん
「青い釉薬を中心にきれいな発色をするブルーの作品をいろいろ焼いていて、小鉢・マグカップ・コーヒーカップなどを焼いている」

青い釉薬の下に黒い釉薬を重ねている石州亀山焼。淡い水色と紺色が交わりまだらになるのが特徴で同じ作品は作れないということです。こちらは長崎県の現川焼・臥牛窯の作品。赤土が原料でハケで描く繊細な線が特徴で、2026年のえと・午を意識した新作が出品されています。福岡県からは、「飛びがんな」と呼ばれる技法が特徴の小石原焼が出展。皿や湯飲みなど300点が展示され多くの人が品定めをしていました。このほか、現代工芸美術家協会の会員などが出品した西日本陶芸作家展も同時開催。中には、100万円を超えるつぼも展示されていました。さらに、来場者向けの陶芸体験コーナーも設置。電動ろくろで茶わんなどをつくることができるほか、湯飲みやマグカップに絵付けをすることもでき、親子らが手軽な陶芸体験を楽しんでいました。

北九州観光コンベンション協会 高崎太一事業課長
「この日にあわせてたくさんの新作を作っているので是非手に取ってお気に入りの器をみつけていただきたい」

西日本陶磁器フェスタは、9月24日まで開催されます。

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