当時15歳の少年による殺人事件の損害賠償訴訟 控訴審始まる

2025/09/12 (金) 16:30

5年前、福岡市の商業施設で客の女性が殺害された事件で、遺族が、加害者の元少年と、その母親に損害賠償を求めた訴訟の控訴審が福岡高裁で始まりました。この事件は2020年8月、福岡市の商業施設で少年院を仮退院したばかりの当時15歳の少年が買い物に訪れていた女性を殺害したもので、元少年は殺人などの罪で懲役10年以上15年以下の判決が確定しました。

女性の遺族は元少年とその母親に対して損害賠償を求める訴えを起こし、1審の福岡地裁は2025年3月、元少年の責任を認め、約5400万円を支払うよう命じた一方、母親の監督義務違反は認められないとして、訴えを退けました。

そして、9月12日福岡高裁で控訴審の第1回口頭弁論が行われ、女性の遺族は「元少年が心情面で不安定になったときに、 他人に加害行為を及ぼすことを元少年の母親は、容易に予見できた」と訴えました。

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