石破総理退陣へ 福岡の受け止めや動きは

2025/09/08 (月) 16:30

石破茂総理
「この度、私は自由民主党総裁の職を辞することとしました。米国関税措置に関する交渉に1つの区切りがついた今こそがそのしかるべきタイミングであると考え、後進に道を譲る決断をしました」

9月7日、緊急記者会見を開き自ら退陣する意向を表明した石破総理。

応援演説に来た石破茂総理(2025年7月)
「困っている人に手厚く届けなければならないです。我々は減税もやります。でも給付もやって困っている人に早く手厚い支援をしたいです」

2025年7月の参院選では「減税」や「給付」など物価高対策を訴えたものの裏金問題の影響もあり自民党への信頼回復はかないませんでした。総理就任後、2024年10月の衆院選、2025年6月の都議選、そして参院選と3連敗を喫した石破総理。参院選後も続投の意思を示したものの総裁選の前倒しを望む声も多く、自ら退くことで党内の分断を避ける狙いがあったとみられます。石破総理の退陣表明について福岡県の服部知事は。

福岡県 服部誠太郎知事
「国政に停滞や混乱をもたらすことの無いように、今わが国はさまざまな課題に直面しています。こういった状況を踏まえて判断をしたと受け止めています」

街の人は。

街の人
「仕事(任期)途中で辞めるのはもったいないという気がしますが、日本を少し前に進めるためにもある意味よい決断だったと思います」
「(辞任は)ちょっと遅かったかなと思います。いろいろな方策や政策を出しても遂行されていなかったところが気になります」

9月8日に入り茂木前幹事長や林官房長官が総裁選に出馬する意向を示すなか、新総裁に誰がふさわしいかを聞いた共同通信の世論調査では前回の総裁選にも出馬した高市前経済安全保障担当大臣が26%でトップ。小泉農林水産大臣が19%で続いています。

街の人
「小泉さんはいつまでも若々しいままで、躍進するのかなと思っています」
「いまのところ小泉さんしかいない。(Q高市さんは)これといってピンと来ない」
「キャリアを踏まえて林さんがいいのかなと。野党とうまくやって国会運営なんかもしっかりやっていけるのではないかと思います」

自民党福岡県連は9月8日の執行部会で総裁選前倒しの賛否を決める方針でしたが立場を示す必要性が消え分断を避けられたとしています。

自民党福岡県連 松本国寛会長
「今回の様に地方に対しても(党内の)分断の可能性がありました。ギリギリだが回避ができたことには安堵しています」

そのうえで党内を立て直し、次の衆院選で勝てるリーダーが必要だと言います。

「少なくとも予算をこれから成立させていくためには、衆議院での過半数もしくは安定した連立政権が必要になってきます。新しい力強いリーダーを選出してほしいです」

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