済生会八幡総合病院で投薬ミス 90代女性が死亡

2025/09/02 (火) 16:30

北九州市の病院で、患者に適正な濃度で投薬せず、その後死亡する事案が発生しました。病院は、投薬ミスについて謝罪しましたが、死亡の原因ではないと説明しています。

北九州市の済生会八幡総合病院は、投薬ミスがあったと9月1日謝罪しました。

済生会八幡総合病院 古森公浩院長
「ノルアドレナリン(昇圧剤)投与方法の指示と実行に間違いがあったことは事実です」

発表によりますと、2025年3月、90代の女性患者の血圧が急激に低下したため、看護師が主治医の指示にもとづき血圧を上げるための薬を投与しました。しかし誤って薄めなかったため、適正な濃度の約17倍で投与。患者は血圧や心拍数が急激に上昇しました。患者の容体はその後落ち着きましたが、投与から約4時間半後に死亡したということです。病院は、投薬ミスについて謝罪しましたが、死因は腸の疾患による敗血症性ショックで、投薬が死亡の原因ではないと説明しました。主治医から看護師への口頭での投薬の指示が一因だったとみて、今後は、文書などで伝達し、再発防止に取り組むとしています。

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