給食無償化 福岡市立の小中学校などで開始 家庭は年5万円負担減

2025/08/28 (木) 16:30

「おいしい給食いただきます」

楽しい夏休みが終わり、福岡市内の小学校では給食が始まりました。照葉はばたき小学校で提供されたのは、豆乳カレー、野菜炒め、能古島の甘夏ゼリーです。

児童
「おいしい」
「うまい」

いつもと変わらぬ給食の風景ですが、大きく変わったのが…

記者
「こちらの給食、福岡市ではきょうから無償で提供されます」

福岡市は8月28日から、市立の小中学校と特別支援学校の児童生徒、約12万人分の給食費の無償化に踏み切りました。無償化と食材の値上がりで今年度は、補正予算を含め49億円を計上する方針です。これまで1人あたりの給食費は小学校で月4200円、中学校で月5000円でしたが、これがゼロになり、保護者にとっては年間5万円前後の負担軽減につながります。

保護者
「(無償化になった分を)習い事や子どもが経験できることに使いたいと思っているので、本当にありがたい取り組みです」

無償化に伴い福岡市は、アレルギーなどで給食を食べられず弁当を持参する子どもの保護者に対し、給食費に相当する1食200円あまりを給付します。一方、不登校の児童生徒には給付せず、市は「国が無償化を検討しているためその動向も踏まえて検討する」としています。不登校の親が交流する団体の代表は。

不登校・行き渋り等親の会 舩山郁乃さん
「学校に行っている・行っていないで線引きをせずに、家で過ごしている子どもは家庭で昼食を準備しているので、アレルギーの子どもと同じく給食費の相当額を支給してほしい」

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