今までの保険証 結局いつまで使える?マイナ保険証のメリットは

2025/08/28 (木) 16:30

8月から国民健康保険などで従来の保険証いわゆる「紙の保険証」が原則として使えなくなり、マイナ保険証への切り替えが進んでいます。いつまでに切り替える必要があるのかなどをまとめました。

記者
「これまで使っていたいわゆる紙の保険証が、今後使えなくなることをご存じでしょうか?街の人に聞いてみます」

街の人
「聞くっすけどね、話には。(マイナ保険証に)切り替えると(Qいつまで紙の保険証が使えるか知っているか)分からないですね」
「マイナ保険証に変える必要があるか、目的がが分からない。何のために紐付けたのか?」
「顔写真とか、1回無くすと個人情報の漏えいが心配なのでギリギリまで(マイナ保険証は)作りたくないです」

これまで使っていた保険証は去年から新たなものが発行されなくなり、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」への移行が進んでいます。保険証には、自営業の人などが使う「国民健康保険」会社員などの「被用者保険」。そして75歳以上の後期高齢者が対象のものがあります。このうち、国民健康保険と後期高齢者が対象の保険は先月末、従来の保険証が効期限を迎えました。(※地域によって使用期限は異なる)

福岡市 保険年金課 柴田宗樹課長
「マイナンバーカードを持っていない人・マイナ保険証の利用登録をしていない人には資格確認証を交付しています」

マイナ保険証の登録ができていない人は自宅に送付された「資格確認書」を持参することでこれまでと同じサービスを受けられます。しかしながら、マイナ保険証への
切り替えが進んでいない現状を踏まえて国は来年3月末まで期限切れの保険証も使用できるようにしました。このような特例措置が次々と設けられている上に、被用者保険は今年12月に有効期限を迎えるなど切り替えのタイミングも異なり、保険証を巡る混乱は依然続いています。国民健康保険加入者のうち福岡市内に住む人のマイナ保険証の登録率は全体の6割程度。医療機関での利用率は4割に達していません。

柴田課長
「制度がいろいろ変わり、不安を持つ人も多いと思う。チラシやポスターなどを見ていただいて、制度の理解をしてほしいです」

(薬局の様子)
「きょうマイナンバーカードお持ちですか?」
「あります」

福岡を中心に120の調剤薬局などを展開する大賀薬局。店舗でも目標を立てるなどマイナ保険証の利用促進に力を入れています。こちらの店舗では約半数の来店者がマイナ保険証を利用しています。

来店者
「これに全部薬の履歴が入っているので、忘れても薬局で分かると言われるので、便利です」

マイナ保険証の登録がまだという人のために医療機関でどうやって登録するのか教えてもらいました。

薬局の担当者
「病院や薬局にあるこのような機械で保険証の紐付けを簡単にすることができます」

必要なのはマイナンバーカードだけ。店舗に設置されている機器にマイナカードをかざします。本人確認のため「顔認証」か「暗証番号」を入力します。

薬局の担当者
「カメラに顔を近づけて顔認証をしてください」

登録はこれで完了。使用する際は手術や診療の履歴、薬の情報の提供に同意することで緊急搬送の際に病院側が情報を共有できるメリットがあります。また「マイナポータル」というアプリをダウンロードすればスマホで簡単に登録することができます。薬局は、特に高齢者の薬を処方する際に役に立っているといいます。

大賀薬局 博多駅明治公園店 田口善経店長
「(高齢者に)薬を何か使っているか?と聞くと、使っていないと答えマイナンバーカードを通すと薬の服用歴が全て見られるので、薬の処方変更につながったことがあるのでメリットを感じています」

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