ギターの神様も認める　佐賀出身のギタリスト・ソエジマトシキさんが地元でライブ｜ニュース｜テレQ

ギターの神様も認める　佐賀出身のギタリスト・ソエジマトシキさんが地元でライブ

2025/08/13 (水) 16:30

ギタリストのソエジマトシキさん。アーティストとしてはまだあまり知られていませんが、ギターの神様、エリック・クラプトンが注目の日本人ギタリストとして名前を挙げ一躍時の人に。ふるさとでのライブを取材し、素顔に迫りました。

佐賀市出身のギタリストソエジマトシキさん（３３）。ソウルミュージックにジャズやヒップホップなどの要素を掛け合わせた「ネオソウル」というジャンルで一線を画す存在です。YｏｕTｕｂｅの再生回数は合わせて３０００万回を越えるなど精力的に発信。そしてなんと、その動画を世界的ギタリスト、エリック・クラプトンが視聴。「注目する日本人ギタリスト」として名前を挙げ夢の対面も果たしました。

ソエジマトシキさん
「すごく温かい方で、対等に接してくれて、ギタリストということだけで認めてもらえていた感覚があります。何を弾いてもこれから先は、エリック・クラプトンが認めたギタリストの音と一生言われます。それも含めて自分の音楽だと思っています」

先週、ソエジマさんはライブのため地元・佐賀に凱旋しました。
ともに音楽活動をする妻・ナホさんと訪れたのはソエジマさんの実家です。

山崎香奈アナ
「ギターを始めたきっかけはなんですか？」

ソエジマトシキさん
「中学２年生くらいのときに、新しいことを始めたいという時に家にギターがあったのでやってみようと思いました。

山崎香奈アナ
「どなたのギターなんですか？」

ソエジマトシキさん
「父のです」

母・姿子さん
「本当に趣味でしていたんです」

仕事で不在だったお父さんは、ギターが趣味でクラプトンのＣＤをすすめてくれた存在でもあります。高校生の頃からギタリストを志すも卒業後は大学へ進学。就職をしない決意を伝えた時、お母さんは受け入れてくれたそうですが。

母・姿子さん
「夫は勝手にしろ！、だ一切協力しない！と言っていた」

ソエジマトシキさん
「その言葉で、音楽で食べることのにこだわれたので、良かったと思います」

現在は静岡を拠点に国内外でアーティスト活動をするかたわら、ギター教室も運営しています。

母・姿子さん
「自分のしたいことをしているので尊敬しています。夫も『自分でギターの教室しているからたいしたもんだよね！』って話していて、びっくりでしょう？初めて聞いたでしょう？」

ソエジマトシキさん
「確かに！うれしいですね」

ＲＡＧ．Ｇはソエジマさんが初めてライブをしたライブハウスです。

山崎香奈アナ
クラプトンさんとの出来事は反響や音楽への考えに影響がありますか？

ソエジマトシキさん
「反響はやっぱりすごかったです。僕が弾く単純な音はそんなに変わってないですが、『みんなが聞くからいい』みたいなある種、そういう物が自分にも生まれた。それが大好きなクラプトンだったというのが光栄でラッキーです。これを皮切りに地元でいろいろできるかもしれないとワクワクしています」

２年ぶりの佐賀でのライブ。その意気込みが入念なチェックに現れます。この日のチケットは完売。県外からも観客が集まりました。

ソエジマトシキさん
「佐賀という温かい場所で、僕たちの本当に今の音楽を届けたつもりです。またぜひ佐賀でライブをやらせてください」

観客
「最後のメッセージに泣けてきちゃって、ぐっときちゃって。でも音、ギターを弾く姿に込められていました」

ソエジマトシキさん
「歴史に名を残すギタリストになると言うのが僕の大きな活動のテーマですが、そのために毎年アルバムを出します。次の曲、次の曲と現状に満足せずに作り続ける、これだけです」