【筑後川花火大会】入院中の子どもたちが「窓越しの花火」に感動 楽しむ我が子に親も勇気

2025/08/06 (水) 16:30

5日夜、1万5000発もの花火が夜空を彩った夏の風物詩「筑後川花火大会」。西日本最大級の規模を誇るこの祭りには2024年を上回る45万人が集まり、夜空に打ち上がる花火を楽しみました。

来場客
「花火がバンっと上がるところが楽しかったです」
「目いっぱい、視界いっぱいの花火で迫力を感じました」
「すごい大きかったです。しっかり見えました。大画面で見るような真上から降ってくるような(花火でした)」

一方で、会場近くにある久留米大学病院。小児科病棟の一室で医師や看護師たちがある準備を進めていました。ホワイトボードには「花火大会」の文字。

久留米大学 大園秀一准教授
「長い入院の子どもたちに少しでも楽しんでもらって、親にも息抜きの時間をとってほしいなと(始めました)」

会場で直接花火を見るのが難しい入院中の子どもたちにも祭りの雰囲気を味わってもらおうと10年以上前から花火大会の日に合わせ独自にイベントを開いているのです。開催のための費用はここの小児科医などでつくるボランティア団体が入院中の子どもたちが描いた絵を使って作ったクリアファイルなどを売って、その収益でまかなっています。部屋に子どもたちが集まってきました。子どもたちはこの日を楽しみにしていて、病院の中はすっかりお祭りムード。夜空を彩る美しい花火に歓声があがります。

保護者
「夏場だからだめだと思っていたのでこんなイベントをしてもらえて親子共々うれしいです。泣けてきます。この姿を見ているだけで涙が出てきます」

病気と戦う子どもたち、そして、寄り添う親も楽しむ我が子の姿を見て勇気をもらっていました。筑後川の花火大会、2025年も訪れた人たちの心を魅了していました。

来場客
「最高。友達と見るのが楽しいです」
「一気に花火が上がって圧巻でした。初めて見たので感動しました」
「今回始めてきたので2026年以降も行きたいです」
「6日、手術なので好きな人とここに来られて良かったです」

保護者
「楽しんでいました。薬の影響で笑顔が減っていたので良かったです」
「良かったね。2026年は直接見たいね」
「うれしかったです。親として。こんなに喜んでいる姿は久しぶりに見ました。ありがとうございました」

筑後川の夜空に咲いた大輪の花々は、2025年も多くの人の大切な思い出として刻まれたようです。

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