福岡のうなぎ事情を総ざらい 今年は2度「丑の日」

2025/07/30 (水) 16:30[2025/07/30 (水) 18:57 更新]

31日は「土用の丑の日」です。「あれ?この前もあったような」と思った方。実は2025年は2回「土用の丑の日」があるんです。そもそも土用とは、季節の変わり目の時期を指す言葉。2025年の夏は、7月19日から8月6日までの期間です。ちなみに「丑の日」は明治初期まで使われた旧暦で丑にあたる日付のこと。2025年は19日と31日が該当します。意外にも、6割ほどの確率で1年に2度「丑の日」があるんですよ。となれば風物詩・うなぎを味わう絶好の機会。通常の1.5倍。特大サイズが並ぶのはイオン福岡店。

イオン九州 原田広利さん
「大きいサイズで単価を安く提供しているので家族みんなで食べてほしいです」


「ボリュームがあって食べやすいです」
「2人で生活しているのでこれ一つで十分です」

物価高でコスパは無視できないですよね。一方で、近年うなぎは稚魚の不良などから価格高騰が続いています。総務省によると福岡市のスーパーでのうなぎの蒲焼き100グラムの平均価格は6月1575円。2015年の6月時点では1094円でこの10年で1.4倍以上に上昇。たまの贅沢。うなぎにいくらまで支払えるか街の人に聞いてみると。

10代(学生)
「2000円くらいです。ご飯の上にのせて家でうな重のように盛り付けて食べたいです」
「3000円くらいです。おいしいのでできるだけ妥協したくないです」
40代(主婦)
「5000円くらいです」
20代(会社員)
Q.ウナギを食べる予定はありますか
「ないです。高いからです」
30代(会社員)
「食べる予定はないです。物価高などもあるので」

民間企業の調査によると、土用の丑の日に合わせてうなぎを食べる人の割合は43%。少数派ですが、食べる人もかなりいるんですね。予算について聞くと最多は2000円から3000円未満で約40%。続いて、安価に抑えたい1500円から2000円未満。そして、ちょっぴりぜいたくな3000円から5000円未満が続きました。ここで情報をアップデート。うなぎの名店の名物メニューは現在いくら払えば食べられるのでしょうか?まずは外せない博多の「吉塚うなぎ屋」。明治6年創業。秘伝のタレで皮をカリッと、身はふっくら焼き上げた名物うな重は3570円。続いて北九州・小倉の名店「田舎庵」。最高品質のしょうゆを使った「究極のタレ」で焼き上げたうなぎが香ばしい絶品の鰻重(松)は3520円です。最後は柳川市の「元祖本吉屋」。「うなぎのせいろむし」の発祥とも言われ、ふっくら焼いたうなぎを敷き詰めた一品は4800円です。職人さんが丹精込めた味。たまには頂きたいものです。そんな中。


「31日が丑の日なのでその前にいただきました」

おいしそうにウナギを頬張るお客さんたち。

「おいしいです。(うなぎが)あるのを知らなかったので迷わず注文しました」

実はこちらの店、うどんの人気チェーン「資さんうどん」です。夏季限定でリーズナブルにうなぎを提供しています。気軽に食べられるミニうな丼は800円。うな重は1530円とお手頃価格。そしてユニークなメニューも。男性が注文したこの商品。「うな重」と、丼ぶり1番人気の「カツとじ丼」とを掛け合わせた豪快なメニューです。これが、うな重より安い1280円で楽しめます。
    
「夏なのでスタミナをつけたいです。新しいです。うなぎだけでは頼んでなかったしカツだけでも頼まなかったです。どちらも良いとこ取りできます」

スタミナ満点のうなぎとカツで、暑い夏を乗り越えたいですね。このほか、大手牛丼チェーン各社もお手頃価格でウナギを提供。すき家のうな丼は980円。松屋でも同じく980円。吉野家の鰻重(1枚盛)は1251円で味わうことができます。物価高もあってか価格の二極化が進むウナギ。お財布事情に合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

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