猛暑!福岡県内は40℃に迫る暑さ 野菜にも影響大

2025/07/30 (水) 16:30

30日も久留米市や朝倉市で37℃を超えるなど、各地で厳しい暑さが続いています。この暑さで農家も対応に追われていました。

高気圧に覆われて、強い日射が降り注いだ県内。朝から気温もぐんぐん上がり、30日の最高気温は、久留米市で37.7℃、朝倉市で37.6℃を観測するなど、記録的な暑さになりました。連日の猛暑でこんなところにも影響が…午前8時過ぎの、道の駅くるめ。農家が次々に野菜を出荷していますが…

農家
「これは焼けてないから良いけど(強い日差しに当たると)、表面が白くなって日焼けしちゃう。(白くなったものは)売り物になりません」
「(野菜のできは)悪い。雨が降らない。野菜は水分が大切だから生育が悪い」
「(ハウス内は)すごく高温です。(ネギの)先の方が枯れてきてしまったりはしますね」

現時点で販売価格にはほぼ影響していないものの、猛暑で野菜の生育に悪影響が出ています。野菜栽培の現場の今は。久留米市でオクラを栽培する農園を訪ねました。

Q.水が出ていますね
農業法人大橋受託組合 堀秀彦さん
「日中は40℃近くなって、雨が降らないから」

30日に新たに地下水をまき始めたこちらの畑。久留米市では7月20日以降、10日間以上雨が降っていません。35℃以上の猛暑日も、12日連続です。さらに30日も最高気温は40℃という予報のため、1列あたり30分以上も水をまいていきます。

「乾燥すると、実が曲がってしまう。普通はまっすぐ実がなる」

土が乾燥すると、オクラが栄養をうまく取り込めずに実が曲がってしまいます。曲がったオクラは売れにくいため、その場で廃棄することも多いそうです。

梶屋綾気象予報士
「日差しを遮るものがないんですね」
堀さん
「全くありません。日頃は午前8時からなんですけど、全員2時間前倒して午前6時から作業しています」

比較的涼しい早朝に、作業時間をずらしています。暑さの影響で収穫量も減りつつあり、今後の天候には不安を抱えています。

「このまま高温で毎日40℃近くになると、人間にも影響するし、収量や収益に影響するので心配です」

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