防災バッグに下着 8割が「用意していない」

2025/07/24 (木) 16:30

短かった今年の梅雨。大雨の被害はなかったものの、これから本格化する台風シーズンを前にいま一度、災害への備えを見直しませんか?

山崎香奈アナウンサー
「博多阪急の5階です。女性用の下着が並んでいますが、こちらのコーナー防災下着と書かれています」

大阪の下着メーカーが手掛けた「防災下着セット」です。

山崎アナ
「ひんやりするような素材ですごく伸びますね。肌触りもさらさらしていて汗をかいても快適に過ごせそうです」

カップ付きのタンクトップとショーツは伸縮性や速乾性を重視した素材で水が使えない環境でも快適に過ごせるよう工夫されています。さらに洗濯が難しい災害時に備えてショーツの内側に取り付けるシートもセットになっています。

ヘブンジャパン広報担当 梅井祐希子さん
Q商品開発の経緯はどのような背景でしょうか
「客にアンケートをとったところ8割ぐらいの人が災害時の下着を備えていないということでした。下着は普段から身に着けるもので衛生的にも精神的にも安心につながるのでぜひ備えて欲しいです」

下着の備えは自治体でも手薄です。内閣府の調査では、下着を備蓄している自治体はわずか1割。だからこそ個人での備えが大切です。では、どのような下着を選べばよいのでしょうか。
防災士として講演なども行う因幡さんは3つのポイントを挙げます。

防災士 因幡那水さん
「(避難所は)必ずしもプライベートな空間が確保されるわけではないので、トーンが落ち着いたもの、華美でないもの・身に着けやすくて、素早く着替えやすいものを準備するのがいいと思います」

避難所では女性を狙った犯罪が起きることもあります。洗濯物を見て女性がいる所を探そうとする人もいるため、色は黒など目立たないものを。デザインはボクサータイプなど男性用に似たものを選ぶと安心です。

因幡さん
「タンクトップの中にカップが付いたものを準備して、なるべく自分も楽に過ごせて自分も気を使わなくていいような物を準備すると安心です」

ちなみに男性の場合、特に注意したいのがサイズ。自治体の備蓄品はサイズが限られているため自分に合ったサイズを用意しましょう。見落としがちな防災用品は下着だけではありません。

因幡さん
「自分の身を守るものとして防犯グッズ。防犯ブザーやヘッドライト。自分の身をしっかり守れるようなグッズを合わせて備えると安心かと思います」

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