参院選の投開票日を前に 高校生が期日前投票所で受付や案内など体験 

2025/07/14 (月) 16:30[2025/07/14 (月) 19:27 更新]

投票率が低い若者世代に、より選挙に目を向けてもらおうと、7月14日に高校生が期日前投票会場で有権者の受付や案内などを体験する実習が行われました。
    
宗像市役所にある期日前投票の会場。受付に座っているのは宗像市内の高校に通う生徒です。高校生らは、投票に訪れた有権者から整理券を受け取ったり、投票用紙を交付するなどの案内役を務めました。

参加した高校生
「受付が終わりましたので、あちらの方にお願いします」

これは若者の選挙への意識を向上させようと、3年前から宗像市が地元の高校と連携して始めた取り組みです。2024年10月に実施された衆院選では、10代の投票率は全国平均で39.4%。そして、20代の投票率は34.6%と、全世代平均の53・8%を大きく下回る結果に終わっており、若者に政治参加をどう促すかは大きな課題となっています。

Q.応募したきっかけは何ですか
東海大福岡高校3年 村上嬉良利さん(17)
「有権者になるので、少しでも将来のために選挙の仕組みについて知っておきたいと思い応募しました」

Q.参院選の印象はどうですか
「投票権がまだないので難しい印象ですが、自分の将来のことなので真剣に向き合っていきたいです」

そして、期日前投票に関して7月14日に福岡県選挙管理委員会が新たな発表を行いました。福岡県内では、7月13日までに44万4896人が期日前投票を済ませています。これは有権者全体の10%以上にあたります。今回投票日が3連休の中日にあたることも影響してか、前回3年前に実施された参院選と比べて7万人ほど増加しています。

福岡選挙区では改選議席3に対して13人が立候補しており、再選を目指す現職3人に新人10人が挑む混戦です。生活に直結する物価高対策や景気・雇用対策、社会保障改革などを争点に与野党の攻防が繰り広げられています。事実上の政権選択選挙とも言われる参院選の投開票日は7月20日(日)です。

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