【特集】足下の健康 夏の落とし穴

2025/07/08 (火) 16:24

みなさん、夏になるとサンダルは履きますか?

街の人「サンダルを履いていると海にいけるからいい」「涼しい。オフの時にオシャレで履く」

涼しくてラクだからこそ、この時期に履きたくなるサンダル。実は、足への負担の原因になっているかもしれないんです。サンダルに潜む危険性について、足腰膝の痛みに詳しい、みらいクリニックのフットコーディネーター、石田さんに聞きました。

岡田桃佳アナ
「サンダルやぼうりは蒸れなくていいイメージ」
石田力さん
「サンダルを履いていることによって外反母趾がひどくなることも。足のためにはスニーカーがいい」

とはいえ、この時期は楽なサンダルをはきたくなりますよねサンダルをはくことで足にどんな変化が起こるのでしょうか?

石田力さん
「脱げないように鼻緒を足指がぎゅっとつかもうとする。指が固まった状態で数千回歩く。膝・腰・肩など全身に負担がかかる」

本来、足の形で理想的なのは石田さんのように足指がしっかりと広がっている状態。ところが、サンダルなどをはき続けることで親指や小指が内側に入ってしまい三角型(さんかくがた)や棺桶型(かんおけがた)といわれる形に変形してしまうんです。ちなみに、私の足は小指が内側に入った三角型(さんかくがた)。この足の形だとしっかりと体がバランスを取れず押されたら簡単によろけてしまいます。

石田力さん
「足の指が固まっていると土台のバランスが悪くなる。足の指が末広がりにのびていると安定感が出るのでバランスが取れる。足指を広げる体操を行う」

その体操というのが、みらいクリニックが推奨している「ゆびのば体操」。1 回たった 3 分。朝晩毎日行うだけで足指を広げ、体のバランスを整える効果が期待できるんです。そのやり方は?

石田力さん
「右足を左ももにのせる。足指先を手指の付け根に合わせる」

このとき反対の手は土踏まずを軽く押さえ足首が動かないようにするのがポイント!

石田力さん
「優しく表側 5 秒、続いて裏側も 5 秒。優しい力でふわっとのばす。」

これを 10 回ずつ両足とも行います。

石田力さん
「朝と夜繰り返すことで固まった足指が広がる」

先ほどは簡単によろけてしまった体のバランスチェックを改めて試してみると?

岡田桃佳アナ
「余裕!本当に」
石田力さん
「足指がちょっと広がるだけで体を支える設置面積が増えて安定感が増す」

しっかりとバランスが取れとれるようになっていましたがもう一度サンダルを履いて足踏みしてみると?

石田力
「サンダルを履くなら指のケアをしないと体が壊れる」

そして夏になると感じやすい足のトラブルは他にも。

街の人
「むくむ」「だるい」「足がつる」

これらのお悩み、石田さんの見解は?暑くなると外出する機会が減って運動不足になりがち。運動不足が原因で血流が滞り、老廃物や水分が足にたまり「だるさ」や「むくみ」という症状に繋がるんだそうです。これも先ほどのゆびのば体操が効果的!とのことですが、歩き方を意識するのも大事なんだそうです。

石田力さん
「大股歩きと小股歩きどっちが良いと思う?」
岡田桃佳アナ
「足をしっかり動かすなら大股歩き」
石田力さん
「大股歩きは指の動きが出ない。小股歩きは足指をしっかり使って歩くことができる。指を動かすことでふくらはぎのポンポ作用を発揮。むくみや血流の改善が期待できる」

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