参院選公示直前 新しい政党・政治団体の主張は

2025/07/02 (水) 16:30

7月3日に公示される参議院選挙。福岡選挙区では改選議席3に対し、13人が立候補を表明しています。新たな政党・政治団体が登場し、前回参院選同様、10人以上の立候補者で議席を争います。

山崎アナ
「政党名をフリップに並べましたが、たくさんありますね。街行く皆さんどんな政党が気になり、どんなことを知りたいのか聞いてみました」

男性(20代)
「やっぱり"れいわ”ですかね。(Q.どうしてですか)ネットで出ていたりするので。おもしろいことをやっているからです」

女性(60代)
「維新を応援しています。しっかりしていて、政策がぶれないからです。野党で力のあるところに入れたいです」

女性(70代)
「安心して任せられるのはやはり自民党ですね」

応援する政党が明確な人もいる中。

男性(50代)
「(Q.分からない政党はありますか)正直ほとんど分からないです」

男性(10代)
「(Q.政党名を聞いたことはありますか)ない」

男性(30代)
「(Q.知らない政党はありますか)チームみらいだったり、日本誠真会です」

女性(20代)
「(名前も)分からないのでそこをわざわざ調べることはないです」

「政党の数が多く理解が追いつかない」という声も聞かれました。そこで、ここ5年以内に結成した政党・政治団体が、どんな考えを持っているのか、政治に詳しい九州大学の施光恒教授に聞きました。

1つめは、今年5月に結成した「チームみらい」です。AIエンジニアの安野貴博氏(34)が代表を務めます。安野代表は去年、東京都知事選にも立候補しました。

施教授
「ITとかAIのようなテクノロジーを活用して政治を効率化していこうと。政治をなるべく効率化して現代的なものにする、そういう方法に着目した政党といっていいです」

2つめは去年結成した「日本誠真会」です。歯科医師の吉野敏明氏が代表を務めます。

施教授
「医食同源などをうたって、健康志向な政党。政策としては綱領などがはっきりしていないです」

3つめはおととし結成、「日本保守党」です。ベストセラー小説家・百田尚樹氏が代表を務めます。

施教授
「減税に重点を置いているので、経済政策としては積極財政を打ち出す政党ではないです。ネット主体でできた政党なので、ネット中心の支持が強みでもあり、弱みでもあります」

そして今、急速に有権者の支持を広げているのが2020年に発足し元自民党の神谷宗幣氏が代表を務める「参政党」です。先月末に行われた共同通信のトレンド調査によりますと、参政党の政党支持率は8.4%で、自民、立憲に次ぐ3位にまで上昇しています。

男性(40代)
「ネットとかで参政党の人のアピールがすごいと感じます」

男性(30代)
「(Q.勢いを感じる政党は)参政党ですかね。党首の人が積極的に公約を前面に出すし、みんなが言いにくいこともしっかり言ってくれています」

施教授は、参政党が支持を集める理由をこう分析します。

施教授
「彼ら(参政党)が問題にしているのは外国人労働者をたくさん受け入れる政策や、(政府の)経済政策がグローバルな投資家・企業などに向いていて、一般庶民の方を向いていないのではないかということです」

「日本人ファースト」を唱える参政党の主張に共感する若者が増えているといいます。7月3日に公示される参院選。しっかり見るべきポイントは。

施教授
「普通の国民の生活を豊かにするような経済政策をきちんと打ち出しているかどうか、そこを今回の選挙では見てほしいと思います」

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