水の事故どう防ぐ? 専門家に聞く対策

2025/06/20 (金) 16:30

海開きもあり暑くなる中、「涼」を求め海や川などの水辺に出掛ける人も多いと思います。そこで気を付けたいのが「水の事故」。警察庁によりますと、2024年1年間の全国の水の事故は1535件で過去10年で最多に。事故に遭った人は1753人でこのうち死者・行方不明者は816人にのぼります。また18日には、兵庫県で川遊びをしていた男子中学生が流され、死亡する事故も起きています。こうした「水の事故」にどう備えれば良いのでしょうか。専門家に気を付けるべきポイントを海と川に分けて聞きました。まずは海。

日本赤十字社 福岡県支部 飯田晋平さん
「岸から沖に流れる離岸流は、発生することがあります」

巻き込まれると知らず知らずの内に沖へと流される離岸流。見た目では発生しているのが分かりづらく、1秒間で2メートル以上流されることも。巻き込まれたと気付いたら泳げる場合、岸と平行に泳いで、流れから抜け出した後に岸へ向かうことが大切です。続いては「川」。

「川のカーブしている部分。手前は浅く、奥は深くなっている。かつ川の流れが速くなっています」

カーブの外側は水流によって川底が削られるため、急に深くなっていることがあります。

「170センチ〜2メートルの深さになっていう箇所も多々あります。急に深くなっています」

また、溺れてしまった時にでもできることがあります。

「あおむけになり、手と足を開いて大の字の形で浮きます。そうすると体が浮きやすくなります。(呼吸ができるように)鼻と口が出るような体勢で浮くことが大切です」

溺れそうになったときの合言葉は「浮いて待て」。

「洋服なども浮力があるので、むやみに脱ごうとしないようにしましょう。靴も脱がずに溺れたときのままで大の字の体勢をとりましょう」

服などは着たまま動かずに助けを待つことが大切です。

「難しいかもしれないが、冷静になって浮いて深呼吸をしながら待つことが大事です」

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