「備えない防災」がテーマのイベント 北九州市で開催

2025/06/18 (水) 16:30

記者
「大雨などが懸念される梅雨の時季に日頃の生活で意識したいのが『防災』です。6月18日に小倉南区で開かれているのは、一歩進んだ『備えない防災』という独特なテーマのイベントです」

「備えない防災」という言葉。これは、普段の暮らしと災害が起きた非常時を分けずに、日常で使うものを災害時にも役立てようというものです。例えば、災害発生後の避難生活に趣味用に持っているテントや寝袋などのキャンプ用品を使うことがあげられます。

記者
「イベント会場にはできたての料理を食べられるキッチンカーが並んでいます。こちらのお店でもご飯をいただけます。では、たけのこご飯カレーをいただいてもいいですか」

カレー工房なかむら 中村邦彦代表
「はい、こちらたけのこご飯カレーになります」

記者
「普通のカレーに見えますね。何か使っているんですか。」

カレー工房なかむら 中村邦彦代表
「非常食のたけのこご飯を使用したカレーを提供しています」

販売されているのは、長期保存が可能で屋外でも簡単に調理できる非常食に、一手間加えてアレンジした料理です。イベント会場ではこのほか、非常食のチキンライスを使った「オムライス」やエビピラフを使った「えびチーズドリア」なども。

来場者
「なかなか準備していないので、どういう食材があるか気になって来ました。昼休みにいただこうと思います」
 
非常食を家にストックしておいて、賞味期限が近づいたら食べるという習慣を啓発しているのです。

小倉南区役所 森河原亮さん
「非常食を備える、保存期間の長いものを備えるとなると、結局食べずに終わることがあります。おいしく食べられることを知っておくと、非常食を消費する習慣が身につくと思います」

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