【デート商法】「まさか自分が巻き込まれるとは」 被害者の声

2025/06/16 (月) 16:30

Aさん(20代女性)
「まさか自分が巻き込まれる、そういった人と関わることになるとは思っていなかったです」

自身の被害について語ったのは福岡県内に住む20代の女性Aさん。3年前のある日マッチングアプリを介して年上の会社員を名乗る男と知り合いました。

「見た目は普通の人でいいねが来たので返信しました」

数日、やり取りをして実際に居酒屋で会うことになったといいます。ただ当日、男は集合時間から1時間遅れて到着。特に謝罪もなかったことにAさんは違和感を覚えます。さらに

「給料や生活面での話が4分の3ほどを占めていたと思います」

最初は趣味の話などで盛り上がりましたが、次第に「お金の話」ばかりに。最終的には株取引のアドバイスなどをする会員制コンサルティングの契約を結ぶよう勧誘されたといいます。強引な勧誘を受け、断りづらいと感じたAさんは消費者金融などから金を借りて契約料100万円を支払いました。ただその後、金を支払うまでの経緯に違和感があったことから男の会社をインターネットで検索したところホームページが存在しないことが発覚。消費生活センターに相談したことでお金は返済されたということです。今回Aさんが受けたのは「デート商法」と呼ばれる悪質商法。最近はSNS上やマッチングアプリで好意をちらつかせたのち恋愛感情を利用して商品の購入やサービスの契約を促す例が後を絶ちません。主犯格の男(38)は、同様の手法で約400人から合わせて3億9000万円の契約を結ばせた特定商取引法違反の疑いで福岡県警に逮捕されています。

「ネットで出会った人を最初からすぐに信用するのは危険です。違和感は大事にしてほしい。そういうところで気づいて断る勇気を持ってほしいです」

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