梅雨に注意!コメにカビ 対策は?

2025/06/13 (金) 16:30

福岡でも徐々に消費者の手元に届きだした備蓄米。大切なコメについて、梅雨のこの時季、特に気を付けたいのが。

街の人
「そのまま置いていたらカビが生えたことがあります」

高温多湿のいま「カビ」に注意が必要です。農水省によると、コメにカビが生えやすいのは気温20℃以上、湿度70%以上。この2つの条件が重なった環境です。そして、福岡の気象状況はというと、6月12日の平均気温は21℃、湿度は92%。まさにカビが繁殖しやすい気候なのです。「コメのカビ対策」について福岡の人に聞くと。

街の人
「カビ取り商品を使っています」
「プラスチックの米びつに入れています」
「台所のシンクの下の一番水気が来ない場所にコメを置いています」

一方で。

「(Qコメにカビが入るのは)知らなかったです。」

カビから大切なコメを守る方法とは。米店を営み、専門性の高い知識と経験を併せ持つ「お米マイスター」中島さんに聞きました。まず、家の中で最も保管に適していない場所は。

お米マイスター 中島さん
「よくないのはキッチンのシンクの下です」

多くの人がコメを置きそうな「シンクの下」。

「料理をして熱が(シンクの)下に伝わると温かくなり、湿度が変化してカビも生えやすくなります」

高温になりカビが生えやすくなるだけでなく、洗剤などの臭いがコメについてしまう恐れも。さらに中島さんは、開封する前のコメも置きっぱなしは要注意といいます。

「市販で売られているコメの袋には穴が空いています。空気を逃がしてコメを積みやすくするように作られています」

記者
「触るとざらざらして小さな穴がたくさんあります」

細かい空気孔から水分が入りこむことでカビが発生する可能性もあるため高温にならない場所に置いたり、湿度管理に適した発砲スチロールなどに入れて保管するのが有効です。そして、袋を開封した後の保管方法としておすすめなのが。

お米マイスター 中島さん
「例えば冷蔵庫の中にペットボトルの状態でコメを入れておくのが一番保存が利きやすいです」

温度の低い冷蔵庫に入れることでカビを防げるほか酸化、つまりコメの劣化を遅らせることができます。ペットボトルは酸素を通しにくく、冷蔵庫内の臭いが付きにくいというメリットも。しかし注意が必要なのが。

「冷えたものを外に出したままにすると、結露が付き、その水分でカビが生えることがあります」

冷蔵庫から出し入れすると気温差でカビの発生原因になることも。使う分を取り出したらすぐにしまいましょう。

「高温多湿状態が一番コメの劣化が早いので、なるべく冷やして空気に触れないようにして、なるべく早く使い切るのがいいです」

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