ナガスクジラの捕鯨再開 半世紀ぶりに福岡へ 新鮮な生肉を競り

2025/06/03 (火) 16:30

6月3日福岡市の中央卸売市場で競りにかけられたのはオホーツク海で捕れたナガスクジラの生肉。福岡の市場では初めてです。通常クジラは冷凍での取引が多い中、新鮮で貴重な生肉を競り落とそうと20社ほどの仲卸業者が参加しました。最高取引価格はなんと1キロあたり3万円!冷凍に比べおよそ3倍の値がついたと言います。

買い付けした人
「居酒屋をメインに、各市場に卸していきたいです。客が楽しみにしていると思います」

ナガスクジラは体長およそ20メートル、体重は50〜60トン。肉質がきめ細やかでうま味も強く、「クジラの王様」と呼ばれています。そのお味は

記者
「初めてクジラいただきます。全然臭みがなくて、肉の甘い味がします」

1976年に商業用の捕鯨が中止となったことからクジラの消費はピーク時のおよそ23万トン比べ100分の1まで減っています。日本政府は2019年に商業用の捕鯨を再開。去年、ナガスクジラも加わったものの捕獲できる数には制限があるため、まだまだ貴重な食材です。

共同船舶 立木吉広取締役
「クジラを食べられる人が少なくなっていることは間違いないです。クジラの食文化を継続するためには多くの人に少しでもクジラを食べてもらいたいです」

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